TOP ≫ column-TOP ≫ コラム 釣り雑学

コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

記事一覧

春を告げる

年を重ねるごとに寒さが体に応えるこの頃、春の到来が待ち遠しく思える。自然と山桜や河川敷の菜の花などに目が向き、春がどこまで近づいているかしばし観測。あー年はとりたくないものだ。

先日、渓流に足を運んでみると、川岸に咲くキクザキイチゲという花が咲いていた。花びらのように広がるのは蕚片(がくへん)と呼ばれる花を支える部分だそうで、その姿から「春の妖精」とも呼ばれる。似つかわしい呼び名である。このキクザキイチゲはそれこそ春を告げる花で、本格的な春を迎えると、花は散り葉だけになるそうだ。

我々釣り人は、年中魚を追いかけているが、その魚は水中にいるため、どのような状態になっているかは、陸上にある自然から想像することとなる。梅や桜しかり、この渓流のキクザキイチゲしかり。雑学ではあるが、知っていると、渓流を泳ぐヤマメの姿が想像でき、これはこれで楽しい。昔の漁師は、こういった自然の変化から魚の状態を想像し、狙う魚を変えていたそうだ。自然からの信号を見逃さない能力は現代人の想像を遥かに超えるはず…。

カタクリ、ヤマエンゴサク、ニリンソウ。いずれに渓流に春を告げる花々。川面ばかり見つめる目をちょっとだけ辺りに配るだけで、今まで見えなかった自然が目に飛び込んでくる。日常とは無縁の世界。サラサラと流れる川音は心を洗う。私の体は自然の一部であり、全てとなる。川と同化した仕掛けがキラッと光る。

  • 2019年03月22日(金)09時59分

幼少期の釣り体験

コロラド大学の研究によると、「自然に囲まれて育った子どもは、緑が少ない地域で育った子と比べると後にさまざまな精神疾患にかかるリスクが最大で55%低い」との結果が発表された。また、不登校やいじめなどの経験をした子供たちに魚釣り(自然体験)をさせることで、学校に復帰することができたとの事例もある。

私個人的には、魚釣りが一番子どもたちに成功体験を与えることができるレジャーだと感じている。自分の仕掛け(タックル)で魚を釣り上げる喜び。ゲームとは異なり、実体験を伴う経験だけに、子どもたちに考える力や想像する力、そして釣り上げた時の喜びを感じさせてくれるレジャーだ。だからこそ、この春休みには家族で海へ出かけて欲しい。

昔から「カエルの子はカエル」とよく言われるように、親の影響を子供は大きく受けて育つ。それだけに、親が釣りをしていると、子供も釣りを経験することが多い。逆に親が釣りをしていないと、子供も釣りをする環境を得にくいはず。子供自ら環境を選ぶことができないだけに、ここは熟考の価値があると思う。

大分県はまだまだ自然が豊かである。ちょっとでかければ魚釣りを楽しめる環境もある。これはお金ではなかなか買えない価値のある財産だ。身近にあるだけにその存在を忘れてしまいがちだが、これを活かさない手はない。たまには家族で魚釣りも悪くないのでは?

  • 2019年03月15日(金)09時51分

渓流解禁を迎え

3月1日に迎えた渓流の解禁は、素晴らしい1日となった。約半年振りに巡り会えたヤマメたち。冬の厳しい寒さに耐え、数々の修羅場をくぐり抜けてきたであろう個体は、野生の逞しさにみなぎる見事な魚体を見せてくれた。この日に魚釣りが楽しめることに感謝。そして、久しぶりに巡り会えた仲間たちにも感謝である。

環境が変わっていると言われる昨今であるが、上流部は相変わらずの渓相を見せてくれ、なんだかホッとしてしまう。このままの姿でいつまでも残って欲しいと願う。日本は高度成長期を終え、高齢化社会、人口減少社会へと進んでいく。当然釣り人の数も今以上に増えていくことはあまり考えられず、魚にとってはいいことではないだろうか?

その昔、誰も足を運んだことのない秘境があった。その奥に潜むヤマメは頭ばかりが大きく、顔は厳つい。エサが少ない壮絶な環境で育ったからだ。そのような話もワクワクしていた頃は、本当に昔の話になってしまった。誰も足を運んだことのない秘境は桃源郷となり、夢の中に消えた。それでも、やはり解禁日を迎えるとワクワクが止まらない。川面から立ち上る霧、サラサラと流れる水音、岩を洗いながら流れる水はキラキラと輝き、その中から美しいパーマークが飛び出す瞬間はなんとも言えない。それが解禁日だ。

特にアマゴは瀬戸内だけにいる日本の固有種。それが狙える大分県にいることも、渓流釣りが止められない理由。

  • 2019年03月08日(金)10時04分

釣れない時に考える事

「あ~釣れない。エサも盗られない」などのボヤキが聞こえてくる。毎年2月を迎えると、アタリがない時間も長くなる。それに加え寒さが精神にボディブローを加える。あー帰ってお風呂に入りたい。何かの罰ゲームか?と釣りに出かけた自分を呪いたくなる。

ところがそんな時でも確実に釣果をあげている釣り人もいる。釣っている人と釣っていない人の違いは何か?長年取材している中で、私が個人的に感じている答えは、やはりどれだけ釣り方を試しているか、ではないだろうか?釣れない仕掛け(釣り方)で、いつまでも同じことを繰り返しても同じ結果になる確率が高い。ならば、普段は試さない事を試したり、あえて異なる仕掛けにすることで釣果が得られることもある。このチャレンジ精神があるかないかが釣果に大きく左右する。

ツケエが盗られない→違うところを流す。タナを変えてみる。アタリが取れない→ハリやフックを変える。これらのトライ&エラーがその日の状況を教えてくれ、釣れパターンが把握できる。厳しいシーズンになればなるほど、これをしないと前述のように罰ゲームになってしまう所以だ。

自分では狙っているつもりでも、タナが外れていたり、仕掛けが入っていないといったことも多いはず。釣れないときこそ、釣技をアップするチャンスと捉えたい。それには何度も心が折れてしまうが…。あー、強さが欲しい!

  • 2019年03月01日(金)10時16分

エサ釣りの縮小

今年もまたフィッシングショーが開催され、無事に閉幕となった。特に年々盛り上がりを見せているフィッシングショーOSAKAには、ソルトルアーの展示が年々増えてきているのを感じる。その一方、エサ釣り関係の新製品が少なくなっているようにも感じる。ソルトルアーが盛り上がるのは嬉しいことであるが、エサ釣りに元気がないのは心配である。

大分の坂ノ市一文字に渡す「大勝丸」の船長はこう呟く。「以前はフカセ釣りのお客さんが多かったけど、今はルアーのお客さんが多い。もちろん有り難いことではあるが、エサを撒く人が少なくなった分、魚の定着率が悪くなったように感じる」。これは大問題でもある。釣り人が撒くエサによって、魚の定着率が変わるのであれば、ソルトルアーばかりではなくエサ釣りも盛り上げないと、将来的な釣りが魚の回遊次第となりかねない。

マキエを撒くことは、いろいろな魚を集めるばかりでなくそれを追って入ってくる魚も集め、巨大な生態系を築いていたのかも知れない。そういった意味では、エサ釣りもルアー釣りも必要であり欠かせないのだ。

海を育てるために川を豊かにするといった発想があるが、それと同じように海の魚を集めるように積極的にエサ釣りの人を集める努力。これがその釣り場の魚種を豊富にし、いつでも釣りができる環境を作る。ルアーもいいけど、エサもね。正月のカレーのCMのような話。

  • 2019年02月22日(金)09時47分

つり太郎SHOP

- PR -

世界初の花粉症対策マスク ノーズマスクピット 14個入り

●ノーズマスクピットは世界初の花粉症対策マスクです。 ノーズマスクピットは従来の顔を覆うマスクとは違い、ノーズマスクピットのフィルター部分を直接鼻に差し込んで使用しますので、顔の表情も見え、会話や食事も普段通りに行えます。 顔を覆うマスクをしないので、女性の方の化粧崩れやマスクによる息苦しさなどもありません。●バイオインターナショナルのノーズマスクピットは、ボーケン法による試験で『花粉通過率0…

ダイワリール特集

EXIST 1003H ネイティブカスタム

無類のパワーと滑らかさ。REAL ENGINE(リアルエンジン)圧倒的なパワー、シルキィな回転性能を生み出しているリアルフォーの駆動系。高精度なスーパーメタルボディーに包まれたデジギヤ、サイレントオシレーションが静謐にして力強い巻取りを可能にし、リールの心臓ともいえるドライブギヤーを大口径BBで支持するエンジンプレートが理想的なレイアウトをもたらしている。快適さが倍加する操作性。-REAL CONTROL(リアルコントロー…

アウトドア&フィッシング ナチュラム 提供:アウトドア&フィッシング ナチュラム
VIEW 本誌最新号をネットで読む
最新号を毎週火曜日に更新

毎週木曜日発売

表紙
バーコード