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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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筏の減少に思う

30年ほど前は、県南の浦々に養殖筏が浮かんでいた。特に佐伯や蒲江では真珠の養殖筏が所狭しと浮かび、そんな施設を間借りする形で釣りを楽しんだものだ。ところがバブルが崩壊し、失われた20年とともに養殖筏も徐々に姿を消し、今では数えるほどになってしまった。

その原因は、真珠養殖の衰退と、自然災害による筏の損傷である。従来は孟宗竹を代表とする竹を組む筏であったため、腐食や破損が起こりやすく、メンテナンス費用もばかにならない状況であった。その筏をもっと丈夫に経済的にと開発されたのは、FRP 製パイプを使用した養殖筏である。耐久性はもちろん、振動を抑えたことによりカキの収穫量が1.5倍に増えるなど、効果も目覚ましいとのこと。ところが、このカキ養殖で使用する塩ビパイプが漂流ゴミとなり、新たな問題も作っている。

真珠の養殖筏があったおかげで、好ポイントとなっていた場所も、筏がなくなるとともに、魚の気配もなくなってしまった。FRP 製の筏が今後増えれば、また釣り場が増える可能性もあるが、新たな問題も増える。一つの現象が次のことを生むという関係は、海であればよけい強くなる。先日、遊漁船業者同士のトラブルの話を聞いたが、お互い様といった精神で、譲り合うくらいの気構えがほしい。海はつながっている。だから全ての事柄をシャットアウトして、独占しようとしても無理な話。

  • 2019年02月08日(金)09時59分

釣り場によって…

ピン! と一瞬糸が張った! それとともに条件反射的にアワセを入れたのだが、素バリを引いてしまう。磯のクロ釣りは、厳寒期に突入するとこのようにアワセのタイミングで四苦八苦してしまう。年柄年中同じタイミングでアワセるのは禁物。頭では分かっているのだが、どうしても体が反応してしまうのだ。

ところ変わって、ここは船上。約70cm と大きな棒ウキを使ってのウキ流し釣り。このウキ流し釣りを楽しめる船も年々少なくなっているが、相変わらずこんなに大きなウキでもスパスパと消し込んでくれる。磯ではあれだけ繊細なアタリを見せ、アワセることも難しい時期なのに、船ではこんなに大きなウキを引っ張り込むほど活発だ。同じ魚なのかと一瞬目を疑ってしまうが、釣り場によってはこれだけ食い方に違いが現れるのだ。

ある人はこの違いについて「水深があるほど魚の警戒心が薄くなるのでは?」と言う。別の人は、「磯の周辺を流れる潮と、沖の潮では潮そのものが変わるので、それに伴って食い方にも変化があるのでは?」と言う。どちらが正しいかは分からないが、釣り場(釣り方)によって、これほど違いを見せる魚もいないのではないか…。ここにクロ釣りの面白さがあるように感じる。

昔から「クロは潮を釣れ」と言われるように、流す場所を間違えば、アタリは出ない。どこで食わせるためにどこから仕掛けを流すか。厳寒期の熱い思考が続く…。

  • 2019年02月01日(金)10時44分

暖房グッズあれこれ

寒い寒いと肩をすぼめながらアタリを待っていると、お隣さんは、野外で使える簡易ストーブを持参して暖を取りながらの釣り。思わず悴む手を温めさせてもらったが、ちょっとした工夫で快適になるものだと痛感した。最近では本当に安い暖房器具が販売されている。

まずは電熱ジャケット。バッテリーからの電気で内側を温めてくれるといったジャケット。ホッカイロは貼った周辺のみ温かいが、このジャケットは上半身全体が温かいので嬉しい。かなり重宝するアイテムだ!

お次は、アタッチメントヒーター。カセットコンロで使用するガス缶に接続するストーブだ。どこにでも持ち運びできることと、ガス缶を使用する手軽さが受けているアイテム。

最後にホットウォームクッション。こちらは体温を備蓄して自ら温めるというクッション。電源不要のため、アウトドアはもちろん、事務作業などでも使えそうだ。

数十年前には考えられなかったアイテムが、かなりお手頃な値段で購入できる便利な世の中になった。これもグローバル社会の恩恵か…。釣りは過酷な環境で行うことが多いレジャー。このような暖房グッズを揃えるだけで、一気に快適になり、釣りがもっと楽しくなると思われる。これを知っているか知らないかでは、かなり釣果に左右すると思われるが如何だろう…。釣りは道具ではないが、されどこのようなグッズがあれば、もっと楽しいはずだ。

  • 2019年01月25日(金)09時34分

すべての魚を愛する

寒くなり手もかじかむ季節。釣れない時間が長くなり、体の芯から凍える季節の到来。投げても投げても反応がない海に、心が何度も折れるが、そんな時には、釣り人のバイブル「釣魚大全」でアイザック・ウォルトンが言った「Study to be quiet(穏やかなることを学べ)」を思い出す。自然界は自分の小さな力ではどうにもならない。焦らず、自然に身を任せて釣りに挑むこと。

かのウォルトンは言う。「生まれながらの芸術家はいない。生まれながらの釣り師もいない」。そのとおり! ましてや私などは釣り師と名乗るのもおこがましい程度の釣りしかできない、と自警の念を思い出す。「魚釣りは奥深い数学のようなものだ。誰も完全にマスターする事はできない」。そうですよね。私などが小難しい数学を頭の中でこねくり回すことはできない。でも、YouTube や釣り番組で見ていると、本当に簡単に釣っているように見える。チキショウ! 目の前の海に竿を投げつけたくなる!

「釣魚大全」は、1654年に初版が発行された。実に350年以上前の本である。釣りの楽しみ方、釣り方、季節を通した魚の生態などを素朴で味わい深い文章でまとめられた本。そこには、ウォルトンの魚に対する愛情が溢れている。対象魚のみならず、その他全ての魚を愛するその姿勢に脱帽。そんな心持で釣りができるようになるには、後何年かかるやら…。新年の釣りは苦い釣行となった。前述したような釣り師になりたいと思う1年の始まり。

  • 2019年01月18日(金)09時41分

釣りを通して繋がる

いよいよ2019年が始まった。来年は東京オリンピックを控え、いよいよ街も人も忙しくなってきたと感じる。昨年末から韓国と日本の間でギクシャクした問題が発生しているし、アメリカと中国の動向も気になる。そのような状況を踏まえて、今年の景気に対しては慎重な意見が多かったが、それもまた我々のように地方にいるとどこか実感の沸かない意見にも聞こえ、平穏無事に正月を迎えた。

韓国といえば、日韓親善グレ・トーナメントを思い出す。福岡グレ競友会(福住裕史会長)と韓国スポーツフィッシングZERO―FG連合がお互いに協力しながら、日韓の友好と親善、グレ釣りの技術向上とフィッシャーマンとしてのマナーアップを目的として開催されている釣り大会。政治の話を飛び越え、お互いに楽しい釣りの世界で親善を深める活動が、昨年も開催さている(昨年で16回目)。もちろん、この他にも日韓で親睦を深めるようなイベントが開催されていることに敬意を評したい。

漫画・釣りバカ日誌のハマちゃんとスーさんではないが、釣りはその人の立場や考え方を飛び越えて仲良くなれるレジャー。だから政治や宗教と飛び越えて、仲良くなれる。グローバル社会になった今、このようなスポーツやレジャーを通して、さまざまな方たちと繋がることが、自分自信はもちろん、社会にとってもより良い方向へ導いてくれると感じる。2019年、貴方は釣りを通してどんな人とつながりますか? それを楽しみにしていますか?

  • 2019年01月11日(金)09時50分

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