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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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獲った魚の3分の1…

2018年7月、「食用に獲った魚の3分の1 は捨てられている」とのショッキングなニュースが流れた。国連食糧農業機関(FAO)が公表した報告書によると、「世界の魚の3分の1 は乱獲されている。また捕えられた魚のうち35%は、人の口に入ることなく廃棄される」と警告し、世界的な気温の上昇で、海洋資源に頼る国が多い熱帯地域に棲む魚が、ほかの海域へと移動してしまうことも予想されていると発表した。

日頃、釣りの対象魚を追いかけている本誌にとってはかなり実感できる報告書であり、今後ますますどんな魚でも無駄にしてはいけないとの気運が高まりそうだと感じる。今年より遊漁者にも規制を求め始めたクロマグロの漁獲規制は記憶に新しい。現在このクロマグロの漁獲規制の影響か、アメリカのカルフォルニア沖にクロマグロの群れが久しぶりに戻ってきたとのニュースもある。ある程度の規制をすれば、まだ資源が戻る可能性もあるのでは?

駿河湾で獲れるサクラエビは、40年前から資源管理型漁業を行っている。限られた資源を残しながら漁獲する方法として有名だが、今年は30年振りの不漁となっている。資源管理でも環境の変化には対応できないのか?

馬肥ゆる秋。やがて到来する冬を前に、各魚種が荒食いを始めるシーズン。食べる分だけは持ち帰り、後はリリースするように心がけたい。取り尽くしてしまえば、翌年は楽しめなくなるのは自明の理だ。

  • 2018年10月26日(金)09時31分

クロ釣りの季節

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磯に打ち付ける波音。単調に繰り替えされる中、私の頭の中はグチャグチャになっている。どうやって釣ればいいのか分からない。五里霧中。頭に霞がかかって何も見えないし分からない。朝から隣では釣れているのに、私には一向に釣れないのだ。

こういった時は、ゼロからスタートすることに決めている。タナ2 ヒロ半にセットし、今から釣りを始めるつもりで考え直す。こんがらがった糸をゆっくり解くように、今までの思考を全て捨てて、ゼロからのスタートだ。意外とこれで落ち着くことが多い。人ぞれぞれ、自分を落ち着かせる方法はあるだろうが、私の中ではこれが一番。

いろいろなことを考えさせられるシーズンがやってきた。磯釣りのシーズン。全ての魚の中から対象魚であるクロを釣り分ける釣り。ゲーム性は釣りの中でも随一といえる。なんといっても潮が読めないとなかなか釣れない。またタナボケしても釣れない。この釣りに狂ってしまうと、他の釣りが目に入らなくなる。本当に罪作りな釣りである。

とは言え、秋磯は私のように万年初心者でも非常に釣りやすい時期。中型グロなら大いに私と遊んでくれる。中型グロを侮るなかれ。ヤリトリの強烈さはなかなかのもの。そして最後まで諦めないクロの性格もサイズを問わず楽しめる。それから良型を釣るには…、一工夫、二工夫。あー、今週末はどのような釣り方で挑もう。釣具店で新しいウキでも買ってみますか! と独り言…。

  • 2018年10月19日(金)10時05分

釣具への愛着

昔のやり方が時代の流れとともに変わってしまうことがある。例えば、子供へのしつけ。昭和20 〜 30年代は当たり前に親が子供を叩いてしつけしていた。当然、学校でも悪いことをすればゲンコツが飛んできていたし、それをいちいち教育委員会へ報告されることもなかった。でも今では大問題へと発展してしまう。そんなご時世だからこそ、「昔は〜」などと言おうものなら「老害」と言われてしまう始末。それだけ時代も変わってきたのだ。

これと同じように、釣具への愛着度合いも年々変わってきている。昔は給料の何ヶ月分を貯めてようやく買った釣具を大切に扱った。そして、それで目標の魚を釣ろうものなら、一生の宝とばかりに「これだけは譲れない」と長い間持っている釣り人が多かった。ところが、今は自分が使っていた道具をまず売りに出し、そこで得たお金を頭金に新しい釣具を購入するケースが増えているそうだ。「道具を大切にしよう!」という意味が変わっている。昔は「末永く使うから…」で、「今は高く売るために…」に変わっているのだ。これを嘆いてはまた「老害」とバッシングされるだけ。ベテラン釣り師の皆さん、時代は変わったのだ。

釣り方や道具にあまりに固執していると、今の釣りからかけ離れてしまうような気がする。自分の考えを毎年リニューアルすることで、さまざまな釣りがより楽しめるはず。そろそろ老害の仲間入りの私も肝に命じて過ごすようにしたいこの頃…。

  • 2018年10月12日(金)10時07分

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