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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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夢のビッグフィッシュ

ビッグフィッシュ、大物狙いと聞くとワクワクしてしまうのは釣り人の性。今年のゴールデンウィークは10連休とあり、旅行も兼ねて長年思い描いた釣りを楽しむ方も多いのではないだろうか…。大分で釣れる大物と言えば、青物やマダイ、マハタなどとなるが、離島や南の島まで遠征すれば、それこそ1.5m級のGTやヒラマサなども狙える。一生に一度釣れることができるかできないか…。そんなビッグフィッシュへぜひチャレンジして欲しい。

遠征釣りの話をする時、よく出てくるのが「そんなにお金がない」といった言葉。しかし、よく考えて欲しい。釣具や釣行費などは確かに高額になる。それでも、その体験は自分自身のストレス解消にもなるし、もちろん貴重な体験となる。また帰ってきてからも釣り人との会話に華を咲かせることができることを考えれば、個人的には十分元が取れると思うがいかがだろう…。

また、お金で解決できることばかりではない。その日の天候や潮、魚の状態なども合わさって初めて釣果を手にすることができることを考えると、出費したお金以上の価値があると思える。なにしろ今年は一番貴重な時間を割くことができるチャンス。一考の価値があるはず…。

ベテラン釣り師は言う。「昔、釣った場所はいつまでも心の中でつながっている。それは自分の活力となり、心の調和を作る。遠征釣りなら尚更そうだ」。夢の舞台へ出かけるか出かけないかは貴方次第だ。

  • 2019年04月27日(土)12時02分

釣りは3度楽しめる

非常に過ごしやすい気候となるこの時期。徐々に水温も上がり始めて、絶好の釣り日和となる日も多い。そして、今年のGW は10連休とあり、レジャー産業は大いに期待しているところ。もちろん、本誌としてはもちろん魚釣りに出かけて欲しい。

「魚釣りは3度楽しめる」とは、ベテラン釣り師の言葉。1回目は釣りに出かける前日。2回目は釣行当日。3回目は釣果の魚を食べる時。釣りに出かける前は、どんな釣りを行うか? 備えの釣具は大丈夫か? 釣り場の地形はどのような状況か? など、そわそわと準備を済ませる。そして釣行当日はもちろん、対象魚を釣ること、周りの風景や現地での会話も楽しい。そして、帰ってからは釣果で食卓を囲み、思い出話に華を咲かせるのもいい。

本来の釣りはこのようなレジャー志向が強いものであるが、最近はお一人様の釣り人が増えているのが気になる。おそらく「釣りに行こうよ!」と誘っても、家族や仲間がなかなか一緒に行きたがらないのが主な原因だと感じる。トイレの問題やゴミの問題もあるし、汚れるからといった問題もあるかも知れない。

もちろん、外に出かければ、これらの問題はつきものだ。ただ、実体験はバーチャルな体験とは桁外れに心や体にいいはず。行かなければ得られないもの、お金では買えないもの、それが釣りにはたくさん残っている。この10連休は絶好のチャンスだと思うが…。

  • 2019年04月19日(金)09時44分

ゴミ問題と住民の心

昭和58年から発行を始めた本誌で、相変わらず問題となっているのがゴミ問題だ。もちろん昔よりは良くなったとの話も聞くが未だに問題がゼロになることはない。もぐらたたきのような状況が今でも続くのが現状だ。

一重に地元住民がどれだけ困っているかの情報が不足していることと、釣り人一人ひとりの自覚の問題だと感じているが、皆さんはどうお考えだろうか?

以前、釣り人のゴミ問題で困っている地元の住民の方々と意見交換をした際に、「自分の家の前でゴミを捨てられたらいい気持ちはしないだろう?」と詰め寄られたことがある。そこでハタと気付かされた。地元住民の方々の気持ちになって考えることが何より重要であるということ。また、おそらく普段の生活ではルールを守ってゴミ出しをしている方も、釣り場に着くと釣りスイッチが入ってしまい、周りが見えなくなってしまうこと。

とある方の提案。「ゴミを捨てている人をみかけたら、動画を取ってSNS にアップしたら?」。ちょっと過激だし、逆に釣り人全てがこうだと思われる可能性もあるため、個人的には「止めましょう!」と強く反対したが、そうする方がいても不思議ではない。常に写真と動画を撮影できるスマホを持参しているのだから…。逆に言えば、どこで撮影されるか分からないので、常に自制心を持って釣りを楽しんで欲しいと願う。釣り人が釣り人を晒すことは本意ではなく、マナーアップが本意のはずだから…。

  • 2019年04月12日(金)11時15分

カワウの漁業被害?

徐々に水温が上がり始め、いろいろな魚が産卵期を迎える。何万粒の卵が海へと放たれ、それを捕食する魚も増える。一気に海の中が賑やかになるのがこの春だ。秋に卵から孵化したアユの稚魚たちは、海である程度の大きさまで成長し、ある瞬間から一斉に遡上し始める。この遡上を待っているのは、大型魚ばかりではない。カワウも虎視眈々と狙っている。

カワウ(ウミウ)の中には定着群と渡り群の2種類が存在する。春に増えるのはこの渡り群。大分川や大野川の河口で見かけるのはほとんどこの渡りのカワウ。全国的にも漁業被害が報告されているカワウであるが、大分県も例にもれずその被害は大きい。県では3年ほど前よりカワウの対策チームが大分県内を飛び回り、一定数以上にならないようにカワウを間引く作業を行い、効果も見え始めている。

一時は絶滅危惧とまで言われたカワウであるが、今では増えすぎて厄介ものとなった。何かのバランスが崩れていることは間違いなさそうだ。大分県下の漁協でもカワウ被害に対抗する処置を行っているが、漁獲量が増えないのは本当にカワウだけの問題なのだろうか? と個人的には思っている。もちろんカワウも原因の一旦ではあるが、根本的な原因ではないと考える。以前あったブラックバスの食害の話がカワウに置き換わっただけ…。つまりメインの理由にメスを入れない限り、漁獲量の増加にはつながらないのではないだろうか?

  • 2019年04月05日(金)09時17分

乗っ込みに思う

蒼い海中からギラギラと輝く海面を捉える水中カメラ。画面の端からは無数の魚の群れが、何かの拍子に一気に海面に浮上し、狂乱し始める! 産卵がスタートした瞬間の映像だ。雌が産卵すると雄が一斉に射精するので、辺りはものすごい濁りとなる。どの卵にどの精子が受精したのかも分からない状態であるが、それがまた近親の受精を妨げ、より環境に強い個体を作る。

春は乗っ込みのシーズン。マダイを始め、チヌやカサゴなどメジャーな魚が続く。そして、その後にはマアジなどが後を追う形で乗っ込みを迎える。もともと乗っ込みとは、フナの様子から来たと言われる言葉。フナが産卵期に深い所から浅い所へ移動し始めると、「浅場に乗り上げるように入ってきた」様子を「乗っ込み」と表現したようだ。それが派生し、産卵期の魚を指すようになったと言われている。今では、魚が産卵期を前にして盛んな食欲を示しながら浅い所に群れ集まることを指して言うことが多い。乗っ込みという言葉を聞くだけでワクワクしてしまうのは釣り人の性かも知れない。

それぞれ魚によって産卵方法は異なるが、一般的に釣りの対象魚は総じて分離浮遊卵となる。孵化した稚魚は流れに身を任せ、やがて自ら泳ぎ始める。成魚まで成長できる確率はわずか0.01 ~ 0.1%。とてつもない生存競争の果に乗っ込みまで辿りついたことになる。だから、私個人的にはできる限りリリースするつもりである。

  • 2019年03月29日(金)09時41分

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