TOP ≫ その他 ≫ ガン玉の実験 ガン玉の実験

No.1 ≫ No.2

No.1

ガン玉の必要性

魚釣りは、竿・リール・糸・ハリ・エサがあればできる。ただし、大前提となるのは、そこに魚がいて、そこにエサを届けることが必要だ。よって実際は、広い海の中へむやみに仕掛けを垂らしているだけでは魚は釣れない。

そこで、前記した以外の道具が必要となってくる。より見にくく、海中で馴染ませるためにハリスが必要になる。中層などを遊泳するターゲットを得るために、できるだけ長く中層を漂わせるためのウキが必要になる。しかし、この余分なものが増えるに従い、かえって魚が釣れないケースも往々にしてある。ウキを使用することで、むしろ仕掛けが目的のタナまで落ちないケースも増えた。そこでガン玉の登場である。これで目的のタナまで、付けエサを届けることができるようになった。しかし、余分なものにさらに余分なものを足した形になり、状況次第で釣りにくくもなった。釣りとは、矛盾の固まりなのだ。

そこで、今回はこのウキの号数選びについて学んでみようと思う。まずはウキの号数の定義から調べてみることにする。イラスト図を見て欲しい。ウキの号数は、このように0号を基準に仕掛けの重みやガン玉の大きさによって分類されている。では、なぜ、このように多くの号数が必要なのか? そこで、(株)釣研開発部にお話を伺ってみた。

ガン玉の号数 G8 G7 G6 G5 G4 G3 G2 G1 B 2B 3B 4B
重量(g) 0.07g 0.09g 0.12g 0.16g 0.20g 0.25g 0.31g 0.40g 0.55g 0.75g 0.95g 1.20g
ガン玉の号数 5B 6B 0.3号 0.5号 0.8号 1号 1.5号 2号 2.5号 3号 4号
重量(g) 1.85g 2.65g 1.13g 1.87g 3.00g 3.75g 5.63g 7.50g 9.38g 11.25g 15.00g

ガン玉の役目とは?

この答えに、釣り人は様々な理由をつける。以下はその代表的な役目を列記したものである。

1.目的のタナまで付けエサを届けるため。
2.ウキの余浮力を消すため。
3.上層に湧くエサ盗りの層を速く突破するため。
4.ハリスを理想的なノの字にしたいため。
5.水中の仕掛けを安定させるため。

主にこれらの目的で使用されるガン玉。詳しくは、No.2のイラストを参照して頂くとして、これら共通の事柄は、できるだけ小さいガン玉を使って、余分な抵抗や不自然な動きを排除したいことである。つまりガン玉は使わざるを得ないが、その悪影響を最小限に止めたいのだ。

そこで、その時々に応じたガン玉のサイズ選択が分かれば、また付ける位置による落ち方の違いが分かれば、状況に応じたガン玉の使い方ができるのではないだろうかと考えた。

また、近年クロを対象としたフカセ釣りでは、「付けエサ先行」という言葉をよく耳にする。これは、ガン玉を付ける上で非常に悩みの種になる言葉である。チヌ釣りの場合は、ガン玉が先に落ち付けエサが後から追うような形となっても、付けエサを食ってくる確率が高いが、クロの場合は極端に低くなると言うのだ。つまり、ガン玉が付けエサを追いこすことがないようなサイズを選択することが、釣果へつながる第一歩だと言うのだ。もちろん、クロがどのような状況で付けエサを捕食しているのかを調べることは非常に難しい。そこで、大分市にある大分マリーンパレス水族館「うみたまご」の水槽をお借りして、海と同じ塩分濃度の巨大水槽で実際に仕掛けを流し、仕掛けの流れ方に付いて検証し、それを元にフカセ釣りを考えていきたい。

今回の検証に協力して頂いたのは、釣研FG大分県支部長の野上さん。使用許可を頂いた水槽は、タチウオが入っている直径5メートル、水深は4メートルのもので、水流の発生していないもの。平水状態で仕掛けを流すことで、ある程度の基準が設けられれば、流れのある海でもガン玉を選択する上で、非常に参考になると思われる。

No.1 ≫ No.2

バーコード