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別府湾南部海域漁場利用協定の改正

昨年秋に表面化したアジ、サバ問題に終止符を打つべく、3月10日に第36回別府湾南部海域漁場利用調整連絡協議会が開かれ、ある程度の合意を得たことは、マスコミ報道によって周知されているだろう。 では、釣り人にとって何が変わり、今後はどういった点について気を付ければいいのか、大分県遊漁船業協同組合理事長の下川さんにお伺いした。

「釣り人(お客さん)にとっては、むしろ今まで以上に快適な条件がそろった状態で合意できたと思います。今後のトラブルは現場で話し合うことがなくなりますので、釣り人が不愉快な思いをせずに安心して釣りができるということです」。

今回の改定の具体的なポイントとして挙げられるのは、
(1)漁業者も遊漁者も、お互いの操業に配慮する。
(2)違反者があった場合は、現場での直接行動は謹み、確認した本人の団体や組合に速やかに報告する。
(3)対象海域内での船舶の連結を禁止した点など。これらの内容を違反した場合は、停泊処分となる。
その処分を無視した場合は20?30万円以下の罰金となった。これは漁船も遊漁船も対象となる。

つまり全く同じ土俵で処分を受けるのである。

釣り人としては非常に歓迎する内容となるが、逆に釣り人への目も厳しくなる可能性もある。つまり35Lクーラー(一人30本まで)の厳守など、釣り人が守るべき項目は今までと変わりないので、よりそれらの事項を守って安全に釣りを楽しみたい。基本にあるのは、資源保護の理念である。これは両者共通の理念だ。

別府湾南部海域漁場利用協定の改正

第4条 甲、乙及び丙は、それぞれの構成員に対して本協定の内容遵守について指導を文書等で徹底するものとする。

第7条 甲、乙及び丙の構成員がまきえ船釣りを行い、又遊漁船業を行うに際し、その乗客に対してまきえ船釣りを行わせる船舶のシーアンカーは、ブイの色を鮮明にし、船体からブイまでの長さは船舶全長の2倍以内、海面からパラシュート中心部までの深さは15ヒロ以内とする。

第8条 甲、乙及び丙の構成員がまきえ船釣を行い、又は遊漁船業を行うに際してその乗客に対してまきえ船釣りを行わせる場合は、対象海域内での船舶の連結を禁止する。

第10条 遊漁船側は、航行、遊漁及び遊漁案内に際し、漁業専業者の操業上の慣習を尊重し、その正当な操業を妨げないものとし、漁業者側は遊漁及び遊漁船業が正常に行われるよう配慮するものとする。

第11条 甲、乙及び丙の構成員は、ゴミ、釣具、未使用のまきえなどを海上投棄せず、漁場環境の保全に留意するものとする。

第13条 甲、乙及び丙の構成員は対象海域で違反を確認したときは、現場での直接的行動を慎み、確認した本人の所属する団体に速やかに報告するものとする。
2.前項の報告を受けた団体は協議会及び大分県農林水産部漁業管理課(以下=漁業管理課)に速やかに報告するものとする。

第14条 漁業管理課は、必要があると認めるときは協定内容の遵守状況について、漁場、船舶、事業場、事務所、倉庫などに臨んでその状況若しくは帳簿書類その他の物件を検査し、又は関係者に対し質問することができるものとする。

第15条 協議会は前条第2項の規定により、漁業管理課から通知があった者に対し、別途定める停泊処分方針に基づき停泊を命じることができるものとする。
2. 協議会は違反者に停泊処分を命じた場合は、遅滞なくその履行状況について漁業管理課に報告するものとする。
3. 停泊命令に従わない者の措置については、甲、乙及び丙が協議の上決定するものとする。
4. 停泊処分以外の違反者に対する措置については、甲、乙及び丙が協議の上決定するものとする。

甲=大分県漁業協同組合代表理事組合長

乙=大分県遊漁船業協同組合理事長

丙=大分県小型船舶安全協会連合会会長
  別府湾船釣り連合会会長
  大分県海上安全協会長

立会人=大分県農林水産部漁業管理課長

※上記は、3月10日に改定された別府湾南部海域漁場利用協定の改正された項目を抜粋したもので、前文を掲載したものではありません。

漁場利用協定違反等に対する停泊処分方針

漁場利用協定第15条第1項に基づき、次に定めるところにより船舶の停泊処分を行うものとする。

1 違反に対する停泊処分日数

1.停泊港は当該船舶の根拠港とする。

2.停泊期間中は当該船舶の漁船登録票及び船舶検査証書を協議会が保管する。
 (参考) 漁船登録票の船内不備 30万円以下の罰金   船舶検査証書の船内不備 20万円以下の罰金

3.犯数については協定有効年度内(6月1日から翌年の5月31日)の通算とする。(前年の犯数は翌年度に加算しない。)

4.同一船舶でなくても経営が同一と認められるものにあっては犯数を通算するものとする。

5.委員会指示違反及び漁場利用協定違反の併合犯の場合は委員会指示違反の停泊処分を行う。

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