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魚の質問箱

魚や海に関する質問コーナーです。

記事一覧

アユの近種って何?

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Q 岩の苔を食べるアユですが、このような魚は他にいません。分類上アユの近種はいるのですか? それともアユ単独ですか?     

A 独特の習性を持つアユですが、魚類学上はキュウリウオ目キュウリウオ科のアユ亜科と分類されます。近種となるのは、ワカサギやシシャモ、キュウリウオとなります。ここで、疑問に思えるのが、アユの尾ビレの前にある脂ビレです。

脂ビレを持つ魚はサケ科の仲間だけと思っていると大間違いとなります。独立法人水産総合研究センターさけますセンターのコラムによると、「脂ビレがあることで、効率よく遊泳できる」という研究結果を示しています。つまり、キュウリウオ科の魚も脂ビレを持つことで、より小さい力で効率的に泳いでいると言えます。

急流で苔をはむアユの習性を考えると、非常に納得の行く説明だと思います。

アユは単独の科となります。だから他に似たような魚がいないのです。

  • 2019年05月24日(金)12時00分 New!

天然アユと人工アユの見分け

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Q そろそろアユ釣りが解禁となりますが、ベテランになると天然アユと人工アユを見分けることができるそうです。見分け方を教えてください。     

A 天然のアユと人工アユの見分けは、下顎側線孔をみることで80%見分けることができます。下顎側線孔とは、アユの下顎を下から見た時にある小さな孔です。

天然のアユは片側4つ(合計8つ)の孔が綺麗に並ぶのですが、人工アユはこの側線孔が乱れて並んだり、4つなかったりします。

ただし、これで見分けられない場合には、ウロコの数や顔の形などを合わせて判断することになり、非常に見分けが難しくなってしまいます。

100%の判定とはなりませんが、下顎側線孔をみることでおよその判断ができると解釈してください。

  • 2019年05月17日(金)08時24分

夜でないとスズキは釣れない?

Q よくつり太郎の「ケータイショット」の中に、皆さんが釣られたスズキの画像があります。そのほとんどが夜釣られているようですが、スズキって夜しか釣れないのですか?/font>     

A スズキは日中でも釣れますが、比較的夜の方が釣れる確率が高そうです。マルスズキの学名は【LateolabraxJaponicus】で、この中にある「Lateolabrax」の語源はラテン語で、現代英語のlurkやhiddenに相当そうです。lurkは単純に「潜む」という意味で、"lurkinthenight"「夜に闇に潜む」のように使われる。

スズキの眼は比較的大きいと言われ、このように眼が大きな魚は夜行性が強いとも言われています。そのため、日中よりもまずめ、夜に活動範囲も広くなり、活発にエサを捕食する傾向があり、夜釣れる確率が高いと思われます。

  • 2019年05月10日(金)09時37分

ヒメジとオジサンの見分け方

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Q 蒲江で船釣りを楽しんでいたら、ヒゲのある魚が釣れました。ヒメジかオジサンか両種を見分ける方法を教えてください。     

A ヒメジ、オジサンともヒメジ科に属する魚です。パッと見て下顎にヒゲがあるのが特徴的な魚です。このヒゲで海底のエサを探すことで、知られる魚です。

ヒメジの特徴は、尾ビレの上葉が縞模様になっていることです。これは他のヒメジ科の仲間の中では見られない特徴です。一方オジサンは、第二背ビレの付け根に鞍掛模様を持ちます。またヒメジよりも体高があるのも特徴の一つ。最後に、尾ビレは縞模様ではありません。この3点で見分けてください。

  • 2019年04月27日(土)12時03分

ウグイとマルタの見分け方?

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よく河口でチヌ釣りを楽しんでいると外道で釣れるウグイですが、知り合いは「マルタだ」といって譲りません。調べてみるとどちらも別種だとわかりましたが、どうみても同じにしか見えません。どうやって見分けるのですか?

ウグイとマルタ(マルタウグイ)は非常に似ているため、同種だと思われることが多い魚です。パッと見の見分けは、目の後ろ(ほほ辺り)が眼球とくらべて大きく広いのがマルタ、小さいのがウグイとなりますが、これも魚体の大きさによって異なるため、パッと見の見分けは非常に難しいと言わざるを得ません。

厳密には、マルタは側線鱗数がウグイよりも10枚ほど多いため、この数を調べて見分ける方法となります。あまりに一般的ではないため、今でも両種は同一と思われることが多いですが、別種であることは間違いありません。

  • 2019年04月19日(金)09時44分

キビレっぽいけど何か違う…

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Q 先日大分市で釣りを楽しんでいると、キビレっぽいけど、何かおかしい魚を釣りました。ヒレが黄色っぽくカラフルなのです。これってキビレでしょうか?     

A 画像を見ていないので、確かなことは分かりませんが、「ヒレが黄色」だったとのことから、ヘダイだと想像しています。

ヘダイは体色が全体的に白っぽいこと、体側の模様が黄色の細かい縦縞であること、体型が平たく背が盛り上がって見えること、顎が前に突き出ないことなどでチヌやキビレと区別できます。

キビレとやや似ているので、混同されやすい魚ですが、決定的に異なるのは口周りです。顎が前に突き出ているのがキビレ、引っ込んで見えるのがヘダイとなります。

どちらも腹・尻ビレともに黄色くなるため、ヒレでは見分けが出来ません。覚えておくと、いざという時に役に立つと思います。

  • 2019年04月12日(金)11時16分

カワウとウミウって違うのですか?

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Q よくカワウやウミウって鳥の名前を聞きますが、海にいるからウミウ、川にいるからカワウって読んでいるだけでしょうか?それとも別の鳥のでしょうか?     

A 実は本誌もあまり詳しくなかったので、調べてみました。どちらも別の種として扱われる鳥のようです。ところが、このウミウとカワウはほとんどみわけが難しく、下の図のように口ばしの付け根で判断するのが一般的なようです。

また、カワウの背面は茶褐色なのですが、ウミウは暗緑色となります。

どちらも主食は魚類。水に潜るのが得意で、鵜飼などでよく知られている鳥です。一時はどちらも急激に数を減らしたのですが、近年は増加の一途を辿り、漁業関係者の頭を悩ませる鳥となっています。

今のところ、抜本的な解決方法はなく、釣り場で追い払うのが唯一の方法となっています。

  • 2019年04月05日(金)09時18分

イシダイとイシガキダイの見分け

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Q イシダイとイシガキダイですが、あまり底物釣りをしないので、時折わからなくなります。縞模様があるのがイシダイでしたっけ?     

A そうです。縞模様があるのがイシダイ。斑点模様があるのがイシガキダイとなります。ですが、これも幼魚期の話で、老成魚となるとどちらの魚種も模様がなくなってしまいます。 イシダイの老成魚では、イシダイの特徴である縞模様がなくなってしまい、口元が黒く、その他は銀色に輝く体色へと変化します。また、イシガキダイも同様に、老成魚になると幼魚の特徴である斑点模様がなくなり、口元が白く、その他は黒々した体色へと変化します。そのため、イシダイの老成魚はクチグロや銀ワサなどと呼ばれ、イシガキダイの老成魚はクチジロなどと呼ばれます。

この変化があるため、見分けをややこしくしているのかも知れません。覚えていて損はありません。

  • 2019年03月29日(金)09時42分

脂ビレって何でしょうか?

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Q 川の魚でたまに「脂ビレがある、ない」などを言われますが、そもそもこの脂ビレって何でしょうか?実際に泳ぐ時に使われているのでしょうか?     

A 脂ビレとは、サケ科の仲間の特徴で、背ビレと尾ビレの間にある隆起部のことです。これは背ビレとは異なり動かしている様子はありません。しかし、さけます研究部資源研究室・斎藤寿彦氏の研究発表によると、「脂ビレがあることで、尾ビレの負担を軽減し、長い時間泳ぎ続けるのに適した構造である」と脂ビレの必要性を説いています。~マグロなど高速で泳ぐ魚にみられる小離鰭(しょうりき)のように、水の流れによる渦を整える整流板の役目を脂鰭が果たしているのではないか、と推察している~(抜粋)。つまり長時間遊泳することに適合した結果、脂ビレがあると予測されています。

川魚の中でこの脂ビレを持っている魚はサケ科の仲間だけです。

  • 2019年03月22日(金)09時59分

ウミタナゴからたくさんの稚魚が…

Q 先日、防波堤で釣ったウミタナゴから、たくさんの稚魚が出てきてビックリしました。卵を産まない魚もいるのですね。     

A この時期になると、そろそろウミタナゴがたくさんの稚魚を抱えている姿を見かけることがあります。ウミタナゴは卵胎生と呼ばれ、卵を胎内で孵化させある程度の大きさまで成長させる魚です。卵を生むよりも遥かに生存する確率が高くなることから、このように進化したと言われています。多い個体は、1匹で30匹以上の稚魚を抱えていることもあります。

卵胎生と呼ばれる魚は、このウミタナゴの他に、グッピーやメバル、カサゴなども含まれます。ただし、ウミタナゴはお腹の中で卵から孵化し、親から栄養をもらって成長しますが、メバルやカサゴの場合は、卵の中の栄養である程度の大きさまで成長します。

これから春に向かって、このような魚が増えてきますので、できるだけリリースするように心がけたいですね。

  • 2019年03月15日(金)09時51分

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