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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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攻略の決め手はSMT

2012年 11月 20日 11時頃

11月20日、小潮。早朝、ダイワ・スタッフの保月利英さんと「功明丸」(米水津小浦)で、地黒島の「ハナレ」に上礁した。地黒島は一見、B級ポイントに思われがちだが、近年はA級ポイント並みにクロの魚影が濃く、大型口太の釣果も少なくない。先日も50㎝近い口太が上がっていることもあり、この日も期待を込めて竿出しした。保月さんはまず、マキエの準備に取り掛かる。使用した集魚材はダイワ「アミノXグレ遠投オキアミレッド」だ。全解凍したマキエに絡めると、水分を吸収した粒がより赤みを増す。保月さんは軽く練り込むと、足元に打ち込んでしばらく様子を見る。拡散して足元に打ち込まれたマキエの粉が表層で漂い、沖アミの粒はその下にゆっくりと沈む。沖アミの粒を拾ったクロの群れは、そのまま表層の粉の帯に湧き上がるイメージが浮かんだ。しかし、そのイメージとは裏腹に足元のマキエに反応したのは大量のキタマクラにハコフグ…。これを確認した保月さんは再びバッカンに手を伸ばし、マキエを練り込む。

「様子見をした限りではキタマクラ、ハコフグなどの足の遅いエサ盗りが多いので、これらを大量のマキエで足元に足止めして、遠投でクロを狙うことにしました。マキエに遠投性を持たせるために若干練り込みましたが、クロ釣りのマキエは、固めて打ち込んでも着水と同時に拡散してバラけるのが基本なので、練り過ぎないように注意しました。『アミノXグレ遠投オキアミレッド』はまとまりとヒシャク離れが非常によく、遠投しやすいですね」(保月さん。以下「」は保月さんコメント)。マキエの準備を終えると、保月さんは仕掛けを組んで竿出しする(仕掛け図は31P参照)。足元にマキエを効かせた後、様子見に竿1本先に仕掛けを投入する。すると、予想通りにキタマクラがフッキングする。今度は竿2本先に仕掛けとマキエを投入すると、やはりここでもキタマクラがフッキングする。そこで保月さんは竿3本先に仕掛けを投入すると、マキエを打ち過ぎなければ、ツケエの残ることがわかった。そこで、そのポイントをメインに狙うことにした。

ダイワの新商品のウキ「トーナメントGスペック/イエロー/00号」が着水すると、喫水面でしばらく(30秒前後)揺らめいた後に、ゆっくりと海底へ沈む。仕掛けの具合から推し量ると、ハリスが馴染んでハリと沖アミの重量で張ってすぐに沈下している様子であった。ウキは見えるか、見えないかのギリギリの水深から極めてゆっくりと沈下する。保月さんは2〜3ピロのタナをイメージして仕掛けを流すがそれらしいアタリがないので、そのまま仕掛けを深く入れ込むことにする。わずかに見えていたウキがシモって見えなくなってからは、穂先でアタリを探ることに…。保月さんの使用する竿は、今秋ダイワから新発売された「トーナメントISO F/1・25号53 SMT(スーパーメタルトップ)」だ。振動伝達性に優れるSMTを駆使して、保月さんは仕掛けを深く深く、入れ込む。竿出しする保月さんの隣で、そのアタリを逃すまいと食い入るように穂先を見つめていると、保月さんはいきなり鋭いアワセを入れて竿を大きくしならせる。穂先にアタリが現れなかったが? 保月さんが竿を左右になめらかに振りながら魚を浮かせると、40㎝級口太が浮かび上がった!

「スーパーメタルトップはそのアタリを目だけでなく、同様に手元にも知らせてくれます。今のアタリは仕掛けを送っている最中に、手元にカツッという口太が食いつく感触が伝わりました。その高度な振動伝達性が、スーパーメタルトップの最大の特長です」(保月さん)。地黒島の「ハナレ」での釣果はこの1枚のみでクロらしきアタリがないので、瀬替わりすることにしたのであった。午前11時、湾奥の「イワシバエ」に上礁。この周辺はモイカ釣りポイントとして人気だが今年はクロの活性がよく、大型の実績も既に上がっているのだ。保月さんは船から降りてバッカンを釣り座にそのまま持って行くとすぐに、竿出しすることにした。足元にマキエを打つと、地黒島と同様にキタマクラとハコフグが一斉に集まる。ここでもクロのアタリが遠いのかと思いきや、エサ盗りの下でクロの青い魚体がチラチラと反転するのが見えた。ここでは、クロが釣れそうだ…。保月さんは足元に大量のマキエを打ち込むと、左斜め沖に1パイだけマキエを打ち込んで仕掛けを投入する。ウキが馴染むとすぐに、海底へ吸い込まれてアワセ、海面に浮き上がったのは35㎝級の口太であった。

保月さんはクロを釣り上げると、今度は右斜め方向の沖へマキエと仕掛けを打ち込む。保月さんはポイントを左右交互に替えながら、ポツポツとクロの数を重ねる。エサ盗りの猛襲の中、口太を引き出す「エサ盗りの多い時は、クロが釣れても同じ場所を狙い続けないことが大切です。同じ場所にマキエを打ち続ければそこからエサ盗りが離れなくなり、ポイントを潰すことになります。何箇所か釣り場を決めたら、それらをローテーションすることでクロが釣れ続けます」(保月さん)。保月さんは「イワシバエ」で30〜38㎝級口太を軽く2ケタ釣り、午後2時半に納竿した。最後に、保月さんにダイワの新商品のハリ、「DーMAXグレ」の使い分けについて伺った。「『マルチ』と『スピード』の2種類が出ています。『マルチ』は中軸設計のオールラウンドタイプ。今日の釣果のほとんどが、このハリを使用しています。『スピード』は細軸、短軸の軽量タイプなので、食い気の渋いクロに違和感なく食わせたい時に有効です。納竿前にクロの食い気が落ちた時にこのハリに替えたら、再びアタリが頻発しましたね。いずれもハリ先が鋭く、刺さりが抜群でしたね」。

25日、米水津では依然としてクロの動きが活発だが、それにも増して、キタマクラなどのエサ盗りが非常に多い。マキエを多く準備し、マキエワークを駆使して大型口太を釣り上げよう! ダイワのニューアイテムが、きっと役に立つはずです!

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