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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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Pride :

OGTM大分グレトーナメントマスターズ

2013年 6月 9日 14時頃

6月9日、大潮。決勝戦に進出したのは、OGTMで最多の4回の優勝を誇る名手・池永祐二、二代目名人・大浜を破って勢いに乗る関淳二、一回戦では唯一、規定枚数の5枚を揃えて、ここまで堅実な釣りを見せた桑野修、そしてワイルドカードを得たベテランの阿南卓巳。以上の4選手が、米水津湾奥の間越の南西のすぐ沖に位置する「白子島」で竿を交える。

第1ラウンド…釣り座左より関、池永、桑野、阿南。午後0時10分、試合開始のホイッスルが、雨空に鳴り響く。一見して本命ポイントと推測されるのが池永と桑野の入った中央の釣り座。ここは他の釣り座に比べて潮通しが良く、本流と連動して引かれ潮が変化に冨んでいるので、マキエに梅雨グロが湧き上がりそう。桑野は1ヒロ以内の浅ダナに狙いを絞って、広範囲を探ってみるもののそれらしいアタリを捉えるどころか、ツケエは残るばかり。池永に至っては足元のサラシに道糸を取られて、仕掛けを上手くコントロールできず…。4選手共、ノーフィッシュで第1ラウンドを終える。

第2ラウンド…釣り座左より阿南、関、池永、桑野。試合開始から20分が経過して(1ラウンド20分、試合時間:80分)、マ キエが十分に効いたせいか、中央の釣り座の足元にはたくさんのエサ盗りが集まる(ほとんどがスズメダイ)。前ラウンドに比べて生体反応が出るものの、依然としてクロの釣果は上がらず。足元のサラシに苦戦していた関だが、それが弛んだ瞬間にイメージ通りに沖の潮筋に仕掛けを流したものの、ツケエはきれいに残る。そこで関は浅ダナ狙いを一旦止めて、2ヒロ強に設定していたウキ止めをズラして、仕掛けを深く入れることを試みる。すると…、ツケエが3ピロ程入った所で、ウキの沈下が微妙に加速、ビュンッと軽くアワセを入れて、念願の35㎝大の口太を釣り上げる。関はこの勢いで25㎝大のオナガを追加。すぐに阿南が30㎝弱の口太を釣って関に追随する。関:2枚、阿南:1枚。

第3ラウンド…釣り座左より桑野、阿南、関、池永。第2ラウンドでようやく、3枚のクロが姿を見せたものの、依然としてクロは超低活性。足元ではエサ盗り、沖ではツケエが残る、非常に難しい状況であった。そんな中、阿南が大きく竿を曲げる。竿は胴から湾曲し、クロであるならば軽く40㎝を超えているはず。観戦者たちは大型口太の登場を期待して息を飲んだが、それが一瞬にしてため息へと替わる。ヤリトリ中に、ハリ外れをしてしまったのだ。落胆する阿南であったが、仲間達の励ましによって再び力強く竿を握って海と向かい合った。関:2枚、阿南:1枚。

第4ラウンド…激渋のコンディションとはいえ、クロの活性が一瞬にして変わりさえすれば阿南、池永、桑野らも逆転することが可能な差だ。関は勝利をより確実な物にするため、より集中して仕掛けを打ち返す。ウネリが強くなって池永、桑野の釣り座の足元は白さが増し、阿南と関のマッチレースとなる。時間が経つに連れてエサ盗りが増えて風が強くなり、このまま関が逃げ切って、第20回OGTMの初栄冠を勝ち獲った。

「一回戦から決勝戦までに釣った7枚のクロに使用したツケエはすべて、自家製のムキミでした。比較的浅ダナで釣れていましたが、決勝戦だけ若干、深くなりました。狙いのタナを上手く切り替えることができたのが、勝因だったのかもしれません。歴史のある大会の頂点に立つことができて大変うれしく、光栄に思っています」(関さん)。最後に大会参加選手、関係者の皆様、悪天候の中お疲れ様でした。(文中敬称略)

筆者のタックル

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