TOP ≫ 波止TOP ≫ 釣行記事

釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

Club :

Pride :

ツケエ・ローテーションと投入のタイミングの変化で釣果UP

2013年 6月 29日 14時頃

6月29日、中潮。雨の釣行が嫌いな私ですが、「久し振りにチヌ釣りに行きたいなぁ〜」と天気予報と睨めっこの一週間。6月28日の仕事上がりの天気予報では、明日は雨が降りそうにない。即座に釣行することを決めました。朝6時に目覚めると、天気予報は大正解。どうにか雨は降っていませんので、臼杵市の海岸添いを走り坪江の防波堤へ到着。釣り人は誰も居らず、少し心細い中マキエの準備をします。

集魚剤は濁り効果が高くかさ増しに適した「瀬戸内チヌ」、ずば抜けて重たいマルキユー「チヌパワー日本海」です。比重が大きくて異なる集魚剤をブレンドする事で、海中での帯の幅を長くして、縦のアピールを重要視した組み合わせです。これに沖アミの生を1角、よく混ぜ合わせました。ツケエはマルキユー「くわせ練りエサ・チヌ」と「くわせ練りエサ・チヌ・白ダンゴ」を使用します。仕掛けは下図の通りです。今日の潮は、最干潮が6時10分 満潮がちょうど12時。午前中だけの釣行なので、上げ潮一本勝負です。

さて、釣りを開始。足元にマキエを入れて見るとコッパグロ、スズメダイ、チャリコなどなど、沢山のエサ盗りが湧き上がりました。これはちょっと苦しい釣りになりそうな状況ですが、エサ盗りの活性が高いと言う事は、チヌの活性も悪くは無いはずです。足元に10杯程のマキエを入れ、30m程の沖にマキエと仕掛けを投入。「仕掛けが立ったかな?」というタイミングで仕掛けを回収してみると、ツケエのネリエは丸残りでした。なんとか、エサ盗りを足元に釘付けにして狙うことができそうです。足元に徹底的にマキエを入れて仕掛けの遠投を繰り返していると、ラインがスゥーと走るアタリを捉えます。間髪入れずにアワセを入れると、コクッコクッと竿を絞り込んでくれるではないですか!久々のチヌの感触を時間をかけて楽しみ、手前に寄せてからゆっくり引き上げると、海中からギラリとチヌが浮き上がりました。いつ釣っても、このチヌが浮かび上がる瞬間は美しく、惚れ惚れと見とれてしまいます。幸先良い出だしに口元がニヤつきます。マキエの配合の具合も良く、バラけずに沖まで吹っ飛んでくれるのがうれしいです。そんなことを考えながら仕掛けを打ち返していると、いきなり手元にゴチッとした感触が走ります。先ほどよりも元気で重量感もバッチリ!グングン走り、時折ラインを出す程元気の良いチヌです。じっくりと寄せてタモに収めたのは、45㎝程のチヌです。体はスマートで乗っ込みを完全に終えて、元気の良い夏チヌが始まった感がする1枚でした。さて、魚を掛けた後はラインやハリスの傷の点検とハリの交換を行います。どんなに丈夫なラインも傷が付くことでその強度が激減するので、これを怠ることはできません。ハリは1枚掛けることに交換することで、その鋭い針先をより保つことが可能です。

仕切り直して仕掛けを投入すると、潮の流れが替わったようで、ラインが大きく左に膨らみます。私がチヌ釣りで愛用している道糸は東レ「銀鱗SSブラックマスターちぬ」で、視認性が良くこういった潮加減によるラインの軌跡の変化を、即座に察知することが可能です。竿先を打ち返して軌跡を修正してみますが、またもや大きく左に膨れます。どうやら、2枚潮になっている模様です。竿を海中に突っ込んで、底潮にラインを馴染ませる様にすると、膨らみが無くなりました。「銀鱗SSブラックマスターちぬ」はサスペンド系なので潮馴染みが抜群、遠投のウキ沈め釣りではよりその威力を発揮することが可能です。この視認性と潮馴染みが、「銀鱗SSブラックマスターちぬ」の特長なのです。

朝まずめが終わると背中越しの作業場では、漁師さん達の仕事が始まり、アジ釣りのおいちゃん達も大勢現れました。釣り場が賑やかになるのと同時に、沖に作っていたポイントでコッパグロやチャリコが掛かり始めて、海の中もより賑やかになってきました。これでは、遠近のマキエワークだけではエサ盗りを回避することができません。そこで、エサトリを2つのパターンの攻め方でかわすことを考えました。

一つはツケエ。今回ヒットしたツケエは、全てくわせ練りエサ(茶色)です。白ダンゴを用意していたのは、硬さとムギの沈下をイメージさせながら、エサ盗り網を打破する作戦でした。もうひとつはタイミング。マキエを塊のまま着水させると、かなりの早いスピードで縦に沈みます。これは、「チヌパワー日本海」の特徴が大きく、パッケージには10秒で3mも沈むと書かれています。仕掛けを先に投入し、馴染んだ頃にマキエを投入することで、エサ盗りの多い浅ダナを楽に突破し、中層以下からマキエと合わせて行くイメージです。

しかしながら2回ずつ交互に2つの攻めを繰り返していきますが、なかなか上手い様に結果に結びつきません。ずっと同じ所を攻め続けていたので、もしかしたら、チヌはポイントを移動したかも…。海を見渡すと、そのポイントのやや右沖に潮筋が見えます。これまでよりも、更なる遠投が必要です。使用ウキの釣研「征黒/00号」は13・8gもの重量がありますので、練りエサを装着していても楽に飛ばせます。コントロールに注意して投入すると、無事目的のポイントに着水しました。追い打ちマキエを打ってしばらくすると、予感が的中!スルスル〜ッとラインが引かれて行くではないですか!アワセも決まり、タイミング作戦成功!!タイミング作戦でまだ釣れるかもと思いましたが、残り1時間はマルキユー「くわせ練りエサ・チヌ白ダンゴ」で食わせることにこだわりました。ハリの懐部分に小さく装着すると、チャリコがアタックして来ます。ネリエを小指程の大きさにして4〜5投した頃、タイムアップのお昼のサイレンが鳴り始めました。タイムアップの時間ですが、マキエが少々残っていたので、ちょっとだけ残業です。より集中して仕掛けを投入すると、先打ちマキエに白ダンゴがドンピシャで着水。被せのマキエまでが連続して寸分違わぬ同じ所に入って行きました。自分でも、「お〜」と思う感じでした。ネリエの重さで出続ける道糸がピタッと止まります。「エサ盗りにやられてしまったか?」と思いましたがしばらくすると、またゆっくりラインが引かれて行きました。「あれ?さっきのは何?」と思い、ラインに少しテンションをかけると、穂先がクッっと食い込みました。すぐにアワセを入れると確かにチヌの引きを感じ取れます。貴重な1枚なだけに、慎重に手繰り寄せタモに納める事が成功。こんなにドキドキした1枚は本当に久し振りだなぁと感じ、臼杵のチヌに感謝し竿を置きました。ちょっとタイムオーバーしてしまったけれど、最後まで釣り続ける事の大切さを改めて感じた釣行でした。

TFT九州、礁和会/増野哲也・記

筆者のタックル

つり太郎WEB内を検索

バーコード