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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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寒グロ狙いマキエの基本的な考え方

2015年 1月 18日 12時頃

マキエの量…一日の量としては、「沖アミ生/3角」+「グレナビ/2袋」で合計重量は約13㎏。これで7時から15時までの8時間を釣る訳ですが、少ないと思う人もいるだろうし多いと思う人もいるでしょう。私はこの量で終日釣る事はありません。磯に8時間居るとして、この量を実際に使うのは5〜6時間くらいです。考え方として、冬はエサ盗りが少ない→その分マキエが少なくなる。冬は遠投が少なくなる→その分マキエは少なくなる。冬は本流狙いが少なくなる→その分マキエが少なくなる。と言うことです。それと冬にクロを狙う時のマキエは、多過ぎると食いが落ちる傾向も現れるので、マキエの打ち過ぎには注意が必要です。しかし、チヌ釣りやカンダイ釣りには、常識の範囲内ですが、マキエの打ち過ぎはないと感じています。よって、私が使う寒グロ釣りのマキエの量としては、「沖アミ生3角」+「グレナビ/2袋」を最も少ない量として用意し、時には増量もしています。

マキエの作り方…① 凍った沖アミと集魚剤は混ぜない。②沖アミを潰して練り込まない。釣行の際には釣具店で沖アミを解凍してもらいますが、私は他の季節と違って全解凍を基本にしています。大きな理由にはキタマクラ対策があり、キタマクラに沖アミの粒を見せて食べてもらい、その間により小さなツケエでクロを狙う考え方です。大分の磯は対岸にある四国の海の裏潮となっており、キタマクラが非常に多い地域なので、長い年月を得て自然に到達した考え方です。また、冬はあまり遠投しないので、粒を刻んで練り込むこともしないのです。それと…、解凍を頼んでいても低い気温により沖アミは凍っている事も多々あります。こんな時には凍った沖アミをスコップで3〜5㎝幅に刻み、刻んだ沖アミをスコップで叩きながらほぐしていきます。全てをほぐしたら水を掛けて沖アミを完全に解凍してしまいます。それから集魚剤を混ぜますが、水を掛け過ぎるとべちゃべちゃになるので、少ない水で解凍を促す様に心がけて下さい。べちゃべちゃになったら集魚剤などの追加が必要です。

マキエヒシャク…①大きいカップを使わない。②短いシャフトを使わない。クロ釣りをあまり知らない人や初心者の方々は、マキエヒシャクを見ただけですぐに分かります。遠投が得意でない人もすぐに判断がつきます。現在は大部分の人たちが上手になっていますが、10年から20年前では上手な人のマキエヒシャクと、下手な人のマキエヒシャクは大きく違っていました。安物のマキエヒシャクはクロ釣りには使わないで下さい。冬のクロ釣りに20㏄以上のカップは不要です。10〜15㏄クラスの小さなカップのマキエヒシャクを使う事をオススメします。また、柄の長さは60㎝以下の物は磯のクロ釣りには不向きです。足場がフラットな磯はほとんどありません。少し長めの柄はバッカンを足場より低い位置に置いても扱い易く、あまり腰を曲げなくても操作が可能になります。冬は出番が少ないですが、遠投性に優れています。それとカップの素材ですが、チタン製が扱いやすいです。大きくて重いカップを使ってはいけません。手首に相当な負担がかかり、体を壊す元凶になるからです。カップはボナンザ「セレクト」などでコーティングするとヒシャク離れが向上します。グリップも硬い素材は手の平に負担がかかり、マメが出来る事もあります。また濡れると滑りやすいのもいけません。クッション性に優れ、滑りにくいEVA素材などのグリップが扱いやすいでしょう。私は釣研の「マックフロートマスターチタン(ハード)/80/S」を主体に使っています。

マキエの打ち方…①下手投げはダメ。②塊で撒くのはダメ。未だに多くの釣り人がやっているのが①と②です。何十年も伝え続けていますが、クロ釣りのマキエは広げ打ちが基本です。これでマキエとツケエの同調確率が上がり、クロが動き回るのでアタリも鮮明に出るのです。以前から伝えているクロ釣りのポイントは、①マキエとツケエの同調、②エサ盗りを避わす。この二点で釣果に大きな差が開くのです。その重要なポイントがマキエを広げて打つことなのに、多くの釣り人が出来ていません。魚を集める事は出来ても、ハリに付けたツケエを食わせることが出来ないのです。厳しい表現をあえて書きますが、基本中の基本を実行できない方々に、ハリやウキや釣法などのテクニックをいくら教えても無駄です。

クロ釣りのマキエでは下手投げをしない。下手投げはマキエが塊で飛んでいくからです。横や上手からの投入もマキエが塊で飛ぶ打ち方をしないで下さい。クロ釣りのマキエは、チヌ釣りのマキエとは違うのです。一投一投のマキエは必ず広げ打ち。広げ打ちで届く範囲は全て広げ打ち。その広さは5m四方に3〜5ハイを基本としてください。冬のクロ釣りは遠投で狙う事が少ないので、広げ打ちの練習が出来るのです。広げ打ちのポイントはマキエがマキエヒシャクから離れる瞬間に手首を捻る事。もう一つはヒシャクを止めずに振り切る事です。

クロ釣りでマキエを塊で打つのは一つだけ。それは遠投での釣りです。これはマキエの広げ打ちが遠投では出来ないから仕方なくやっているのです。そしてその時の考え方は、サイコロの目を意識してマキエを打ちます。打ち方は一投毎のマキエの塊で、サイコロの目を作っていきます。サイコロの三の目で一つの広げ打ち・サイコロの四の目で一つの広げ打ち・サイコロの五の目で一つの広げ打ちをイメージするのです。何度も何度も言いますが、クロ釣りのマキエは広げ打ちが基本です。そしてツケエを真ん中に入れて流すのが基本なので、まずは基本をしっかり身につけましょう。

マキエには、①寄せる、②避わす、③食わすという3つの要素があります。今回は③についての記事を書きました。これだけでも実践出来れば寒グロを釣る確率は上がります。貴方の釣果が伸びることを期待しています。

T・CLUB/池永祐二・記

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