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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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Pride :

半遊動<全遊動

2015年 2月 11日 14時頃

2月11日、小潮。午前7時の「若戎丸(小浦港)」にて出港。鶴見半島の「カツアジロ」の鼻に上がった。仕掛けはロングハリスを用いた全遊動仕掛け。ツケエが残ればバランサーを貼り、更に深い層を探る。この仕掛けは北西風が吹き荒れる今の季節でも、仕掛け全体が沈下していくので潮をガッチリ受け、マキエや潮筋から外れることが少ないと感じる。バランサーを用いれば仕掛けを切らずにウキの浮力を調整でき、「あと少し」を簡単に操作できる。

ウキがタナまで到達すれば、あとはストッパーから下のハリスがゆっくり馴染みながら、ツケエがマキエと共に沈下していく(ウキは浮力に応じてある程度の深さまで沈むと水圧を受け、それ以降は沈みにくくなる)。魚のタナまで仕掛けが潜ればガン玉を打つ必要も少なくなり、仕掛けに余計な屈折を作らずに済むので、あとはマキエの沈下を見ながらそのマキエの柱の中に仕掛けを投入し、糸フケを作ってあげれば仕掛けとマキエが同調し、クロが違和感無く食い込んでくるようなイメージ。

このとき重要なのがハリで、基本ノーガンのこの釣りにおいて唯一の重量物。重すぎるとマキエの筋を外すことになるので、あまり重いものはNG。私のオススメは、ヤイバ「渋グレ」、「スピードグレ」、「釣闘競技」の3種類。どれも重量が重すぎず吸い込み抜群なので、必ずパーツケースに入れてある。

アタリの取り方だが、浅ダナの時はウキ、及びストッパーの動きで判断し、寒でタナが深い時はラインの走りで判断する。しかし、食いが渋く大きなアタリが出ないのがこの時期。全層で仕掛けが馴染む前にツケエを盗られたり、ラインにすらアタリが出ない時も多いのが実際のところ。確実にアタリをとってアワセるには「半遊動」がいいのでは? と思う方も多いはず! 実はそーなのだ(笑)! アタリを取ったり、素バリを流す時間が断然短いのは、ウキ止めを使った「半遊動」が絶対有利!では何故その釣りをしないのか?それは「マキエと仕掛けのギャップ」にある。あくまで私の感覚だが、半遊動ではウキを浮かせ(シモらせ)、アタリをウキでとるが、大義としてマキエとツケエを同調させなくてはならない。この時期のクロのタナは、海面から7〜10mと深い時が多いはず。浮いたウキの10m先のツケエの位置がイメージできているだろうか? そして、流れ沈むマキエと合わせることが出来てるだろうか?海には流れがあり、二枚潮、三枚潮が当たり前。苦労して深ダナで同調させても表層の流れにウキをとられ、ツケエがズレていないか…?

実際、半遊動をしていて仕掛けを回収する時、自分の思ってる所とは別の所から仕掛けが上がったりする。この理想と現実のギャップがどうしても埋められないのである。そうであれば、仕掛け全体が沈み、仕掛けが通過する時の潮に全体で反応する方が、潮と同じ動きをするマキエに合わせやすいのではないか?と考えるのである。先にも書いたように、アタリは取り難くなるが、同調なくしてアタリはない!「この仕掛けはきっと同調している」と信頼できる仕掛けでやれば、アタリをとることに集中ができ、魚が発信する小さなサインを見逃さずにかけることができる。

この日も本命潮が効くまで魚からのサインは少なかったが、残り1時間でなんとか二桁を達成。理想と現実のギャップはまだまだ完璧に埋まったわけではないが、これからも自分の釣技に磨きをかけて、食い渋るクロに挑戦したいと思う。

銘技会/チームヤイバ大分/クラブキザクラ大分/ SWFC 大分/ MFG 九州/溝口勝人・記

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