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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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Pride :

初夏のナイトシーバス

2015年 5月 25日 21時頃

気がつけばもう6月。気温、魚の活性共にグングン上がり、釣りをするにはベストシーズンとも言えるこの季節。とはいえ、やっぱり照りつける日中の日差しは辛いもので、顔や首筋は真っ赤っか。いつもは極楽のお風呂も、この時ばかりは地獄風呂に変わる。そんな日中も嘘だったかのように、夜は涼しく心地よい風が吹き抜ける。やはりこの時期はナイトゲームに限る。

5月25日、小潮。午前2時。この日も相変わらずの晴天で日中の最高気温は25度。夜になっても17度と過ごしやすい暖かさが残る。暖かさが戻ってきたおかげか、最近は多くのシーバスアングラーを見るようになってきた。堤防が賑やかになり嬉しい反面、魚へのプレッシャーは限りなく高くなる。この局面で、どう自分の納得する一本を出せるかが腕の見せ所である。さて今回チョイスしたラインは、デュエル「ハードコアX4/0・6号」と若干太めのPEライン。リーダーはフロロカーボン6号を1・5ヒロ程取った。四浦半島のとある防波堤に着くと、日曜日の深夜という事もあり、先行者が数人帰っていくのが見えた。すでに叩かれた後である可能性は高い。そこで、同行者はフローティング系で表層を。私はジグ系中心で中層からボトムまでを広範囲に、丁寧に探る事にした。釣行開始直後、隣で同行者のルアーに「ヒット!」の声が上がり、シーバスがヒット。竿先を寝かせ1度目のエラ洗いを危なげなく避わすも、不意にきた2度目のエラ洗いを避わしきれず無念のフックアウト。何はともあれ幸先良い展開にお互いのモチベーションも上がる。しかし、これからが難しい展開となった。すぐ足元で激しいボイルがあるものの、反応しないのだ。フローティングミノーの早巻き、バイブレーションのリフト&フォール。様々なルアーを駆使し試みるも全く反応が無い。

ひとまず、この場を休ませて他を廻る事にした。1時間弱、四浦周辺の地磯で釣りを楽しんだ後、最後に休ませて置いたポイントへ戻ってきた。夜も深い時間。もう防波堤には同行者と私の2人のみとなった。迷わず先ほどバイトが集中した場所へ急ぐ。先程と同じポイントへキャストすると1投目から「ドン」と同行者に強烈なバイト。今度はきっちりアワセも決まり、ロッドが激しく弧を描く。先ほど逃した魚とは明らかに違う引きに同行者と私はデカイ事を確信した。しばしのファイトの後、魚が弱り水面に顔を見せると何やら様子がおかしい。良く目を凝らして見ると、何と周りに同サイズのシーバスの群れがハリに掛かったシーバスの後ろをぴったりと付いて来ていた。急いで同行者のシーバスをタモ入れし、ルアーチェンジする間も無いため、私はセットしていたスピンテールを使って先ほどの同行者と同じヒットレンジで早巻き。すると「コツ」としたショートバイトが2回続いた後、少し間を置いて「ゴッ」とひったくるバイト。強めにアワセを入れる。アワセた瞬間、ジーと激しくドラグが鳴り響く。一向に顔を向けないシーバスに何度もドラグを締め込むが、それでもドラグは鳴り止まない。とっさにスプールを手で押さえるとしばらくして、やっと止まった。すかさず間合いを詰める。ゆっくり慎重にジワジワ浮かせて来ると、水面に姿を現したのは80㎝を優に超える魚体。

いよいよタモ入れの時。タモに向かって慎重に入れにかかるが、タモを見た瞬間最後の抵抗を見せる。一気に下へ下へ突っ込み、またもドラグが悲鳴をあげる。ここでまたスプールを押さえにかかるが、ラインテンションが一瞬緩む。ガリッとした嫌な感じ…。同行者に「フックが1本外れました」と伝え、なお一層慎重にヤリトリを進める。残りフック1本。フックアウトだけは絶対に避けたい。スプールを押さえた手を離し、ドラグを少し緩める。時間を掛けてもいい、この1本を獲りたい。はやる気持ちを抑え、再びタモ入れ。「頭入った!」、同行者の力強い言葉が聞こえた。91㎝! 堂々のランカーシーバス。同行者82㎝! これも丸々と太ったウェイトの乗ったランカーシーバス。

後日、ヒットルアーを見て驚いた。ファイト中抜けたと思っていたフロントフックはまっすぐ伸ばされ、トリプルフックは1本破断されていた。改めてフックの重要性に気付かされたと同時に、あの力強いファイトがどれ程のものだったかが分かる。暖かくなり、最近では各所で聞かれる様になってきた良型シーバスの釣果情報。過ごしやすいこの季節にこそ、是非ナイトゲームで最高のビッグワンを!

Text & Photo by 伊水 衣鳴

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