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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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四浦のナイトアジングゲーム

2015年 12月 3日 7時頃

今年も残すところ後わずか。今年は台風や長期に渡っての海水温上昇など、決して釣り易いと言える環境には無かったものの、不思議と釣果自体に不満が薄かったのが印象深い。今年やり残した事を強いて挙げるとすれば、アジの数釣り。それもリグを使わないジグヘッド単体でのアジングである。現在、四浦半島一帯でアジの群れが周ってきているという事もあり、今回は本腰を入れて半島のアジングへ挑戦していきたい。

12月3日、小潮。四浦に到着したのは、午後2時半を過ぎた頃である。まだ日没までは時間があるため、ここはメバルの活性調査も兼ねてデイメバリングといこう。まず四浦半島の先端に位置する間元港の防波堤。手持ちのアジング用ワームとジグヘッドでメバリング。次に間元近くの地磯でメバリング。あまりにもショートバイトが続くため、ワームのヘッド部分を少しカット。シルエットを小さくして、なんとかバイトへ持ち込んだ。日中はこのサイズが圧倒的に多いが、それでも磯メバリングはスリリングで面白い。途中、ジグヘッドをかなり沖まで流すと21㎝程度のアジが釣れた。日中のアジングはやはりリグを使った遠投の方が手堅いようだ。

そして、いよいよ夕まずめの爆釣タイムが始まった。時間は薄暗くなってきた午後5時半。一斉にアジの群れが漁港へ流れ込む。こうなれば、いよいよアジングの始まりだ。ジグヘッド単体での数釣りは、高活性時のアジをいかに効率良く取るかが重要になる。1日で3ケタの釣果を出すという事は、人為的ミスをどれだけ減らせるかにかかっている。ジグヘッド単体を主体としたアジングで気を付ける事は主に「アジのいるタナを確実に捉える事」、「スレさせない事」、そして「口切れを無くす事」。この3つであると考えている。

まず私が最初に意識する点はタナ取りである。アジング経験者なら分かる通り、アジというのは非常にタナにうるさい魚である。アジの入ってきた時点でどれだけ早くアジの捕食するレンジが分かるかで釣果はガラリと変わる。では、どうやってアジの居るタナを探るかだが、日中ならラインを観察しながらのフリーフォールで事足りる。しかし、ナイトゲームでは糸フケが見難く、アタリに気づきにくい場合が多い。そんな時はテンションフォールを利用して手元に伝わるアタリを感じ、そのレンジを中心に攻めていく方法が有効的だ。次に着目する点は、スレさせない事。アジは思いのほかスレやすい魚でもある。しかも過剰なアクションはかえってアジのスレを促進させる原因ともなる。アジがボトムに張り付いていて動かない場合や、デッドスローリトリーブでも反応が薄い場合もあるので、一概にはいえないが、タダ巻きでヒットするならそれが一番良いと言う事だ。よってアクションを加える時は、アジの食いが落ちてきた際の食い気を取り戻すためのわずかな時間で十分である。アジの食い気が戻れば、またタダ巻きに戻しても釣れ始める。いつ、どのタイミングで適切なルアーアクションを加えてやるかが重要なのである。

そうしてバイトまでたどり着いたら最後に口切れを注意してヤリトリする。フッキングの強さや設定するドラグ力は人により様々であるが、一番肝心なのは焦らない事。焦れば焦るほど上手くいかないのがアジングである。時合いを逃すまいと焦る気持ちをグッと堪え、ここはある程度余裕を持ってヤリトリする事を心掛けたい。この日もまずはテンションフォールから様子を見た。アジのバイトが集中したのは中層よりやや上、水深にすると約2m付近になる。レンジを決めたら、やはり最初はタダ巻きから。1秒間に半回転ほどのリトリーブで早々に30匹ほど釣れ続く。サイズは10〜22㎝程度まで。決して大きいとは言えないが、数釣りとしては決して悪くない状況といえる。ここで少しアジが慣れてきたのか、食いが落ちてきたのを感じ始める。そこで初めて、ジグヘッドにアクションを加える。と言っても、ほんの少しのステイを織り交ぜてのストップ&ゴー。アクションを加える傍ら、ヒットレンジを大きく変えてしまわない様に気を付けながら釣りを続ける。ストップ&ゴーの釣りはステイからの巻き始めにバイトが出やすいので、そこを意識して行いたい。

この釣り方を数投行う事でアジのバイトがまた増えてきた。再度タダ巻きに戻して釣りを続けてること約3 時間。特に変わった事もせぬまま、この時点で釣果は50匹を超えた。しかし、ここからが難しい。時間が経てば当然アジの活性は潮の動きと共に落ちてくるためだ。ここからは、ジグヘッドやワームに工夫を凝らし残り40匹余りを追加する。この様な場合、まずオススメしたい方法は、アジング用の小さなアシストフックを装着する手段だ。たかがアシストフックと侮るなかれ。すぐ後ろを追従して、ついばむ様なバイトを根こそぎヒットに持ち込める利点は大きい。ただし、アシストフックがリーダーやワームに絡みついてしまうといったデメリットもあるため、リトリーブ中に少しでも違和感を感じたら即回収する方が賢い。最後にワームのローテーションである。一概にローテーションと言っても、使用するワームの大きさや形状などで当然フォール時のスピードは変わってくる。明るい内に使用するワームの動きやフォールスピードを観察しておくとイメージがつきやすい。今回使用したのは以下の3種類。

いずれもクリアカラー系をチョイスした。ジグヘッドはカルティバ「アジ弾丸/1・2g」を使用した。日付けが変わり午前0時30分。遂にアジが100匹を超える。釣果はアジ100匹(リリース16匹)、サバ8匹となった。ジグヘッド単体でのアジング釣行。シンプルな仕掛けとは裏腹に奥の深いゲーム性は、釣り人を魅了してやまない。是非一度、皆さんにもこの面白さを味わって頂きたい。

Text & Photo by 伊水 衣鳴

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