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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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バランスハンドルでメバル釣り比べ対決

2016年 3月 7日 21時頃

皆さんは釣りをする時、どんなリールを使用しているだろうか?私はライトゲームのカテゴリにおいて、スピニングリールを多用する。理由は、やはり軽いリグやジグヘッドを操作する上でスピニングリールが必要不可欠な存在だからだ。ライトゲームを行う中で求められる物はやはりその「感度」。スピニングリールでは、ガイドを通ったラインはベールアームに誘導されラインローラーを経由しスプールへと巻かれる。その間リール内部ではピニオンギア、ドライブギアやオシュレート、各所ベアリングを通してハンドル、ハンドルノブへと伝達される。感度を高めようと、良いロッドやリールを使用しても最終的な感度はハンドルが握っていると言っても過言ではないだろう。

例えるなら車でもそうだ。どんなに性能の良い高級車であっても路面状況をドライバーへ伝えるのはタイヤやハンドルである。ここが不十分であれば操作感は落ち、当然路面からくる情報は滞ってしまう。リールのハンドルにおいても同じ事が言える。やはり直接人が触れるもの。本当にシビアな釣りの場面では、それだけ重要視されるべき物なのである。

さて、今回紹介するハンドルはテクノスI N G「バランスハンドルエボルーション」。このハンドルは2009年にING「バランスハンドル」 として発売され、2015年8月に新設計でリニューアルされたハンドルだ。そのポテンシャルは高く、様々な磯釣り師に愛用されてきたレバーブレーキ用のカスタムパーツである。しかし、このハンドルの実力はエサ釣りだけに止まらない。公式ホームページを見ると「シーバスフィッシング」や「ルアー用スピニングリールにも」と言ったフレーズに目が止まる。要するに、ねじ込み式ハンドルのほとんどに対応しているという事だ。

これは実際ルアーフィッシングに使ってみるしかない。と思い立って用意したハンド。今回は比較のため、カーボンプレート、ジュラルミンプレートをそれぞれ1つずつ用意した。商品が届き実際手にとって見ると、ホームページでは分からなかったプレートやノブの発色の良さが目立つ。取り付けは3ステップ程で、パッケージ裏に付属されたイラスト通りに取り付ければ、およそ5分程で装着が完了する。取り付け用の工具やリールの番数に応じた各シャフトが一式付いてくるのも嬉しい配慮だ。

私の使い分けとしては、剛性を優先した釣り、又は強めのタックルセッティングにはジュラルミンプレート。シビアな場面での繊細かつ感度優先ならカーボンプレートを使用している。重量は27g(標準仕様、バランサーレス)と軽量でどちらも申し分ない強度を誇るが、やはりジュラルミン製はガッシリした印象を受け、カーボン製ではレーシーな印象を受ける。気になる所としては、やはり元はレバーブレーキ用の設計という事もあり、ノブが片方にしかない事だ。これは人それぞれスタイルがあるだろうが、ナイトゲームが多いアジングやメバリング、シーバスではダブルハンドルに慣れている私としては少々クセを感じた部分になる。しかし、この作り込まれたデザイン、設計や性能は一級品。安心してオススメ出来る商品なので、機会があれば是非一度手にとって見て欲しい。

最後に今回、実際にメバリングで使用してみた感想を述べていきたい。まずはジュラルミンプレート。この日の潮は分厚く早い潮で本流筋の奥側にキャストし、ボトムを探るが本流へ入ると左から右に勢い良く流される。そんな中、一瞬魚が吸い込んだ様な違和感を感じ軽くアワセると一気にロッドが絞り込まれた。その後、何度か根に潜られそうな場面がありつつも、主導権を握り続ける事が出来たのは、やはり作り込まれたジュラルミンプレートハンドルの剛性感、安心感によるものと思っている。

次にカーボンプレート。日は変わり、連日冷たい雨が降り続く釣行。シャローエリアにおけるメバリングの状況は最悪と言っても過言ではない。2時間程投げ倒して、やっと1度アタリがあるかどうかというところだ。この状況下では、とにかく可能性に賭け、流れのヨレやベイトが溜まりそうなストラクチャーを探す。真っ暗な磯でその僅かな変化を取るには、やはり抜群の感度を誇るカーボンプレートに頼る他ない。キャストを繰り返し、満潮から潮が引き始めた時、流れに変化が訪れた。足元から約20m先で潮がヨレが発生しているのを感じ、ボトムから少し上のレンジをキープしながらリトリーブしてくると、ハリ先を突くようなわずかなアタリが出た。やはりカーボン素材の特性から得られる並外れた感度が流れを読み、ショートバイトをフッキングに持ち込めた最大のポイントであると実感できた。

それぞれのプレートで30㎝前後を中心に掛けてみると改めて「獲る」事に重点を置いた作りが実感できる。レンジを細かく分ける事の多いメバリングでの使用も難なくこなし、ライトゲーム全般においても、このハンドルが十分に性能が発揮出来る事が今回の釣行で確認できた。これからも、このバランスハンドルの新たな可能性を信じ、ルアーフィッシングの様々な場面で活躍させていきたい。

Text & Photo by 伊水 衣鳴

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