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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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石巻落としフカセのススメ〜近場でも遠征?

2016年 1月 1日 0時頃

かねてより、ダンゴの代わりに小石を使う「石巻落としフカセ」が楠屋以外の釣り場でも通用するのかどうか確かめたいという思いがありました。それで、最近楽に50㎝は越えるガラアジが釣れているという臼杵の津久見島に釣行することにしました。

10月2日、大潮。「6時出船なので、5時半くらいまでには来てください」とのことだったので、家を出たのは4時前。途中でエサと食料を仕入れて、港に着いたのは、ちょっとだけ早めの5時過ぎ。しばらくすると皆さん続々と到着。それぞれが指示された舟に荷物を積み込んだら、親船に引かれて釣り場まで。釣り場に着いたら、親船とつないでいたロープが解かれて投錨。さあ、釣ってくださいという具合。いわゆる「掛かり釣り」です。釣り場は津久見島の西、水深35〜36m。底近くでガラアジ、20m付近でマダイとのこと。今日の狙いはもちろんガラアジ。釣り座を構えるのはイケスのある小舟。一人ということもあって、使い勝手はなかなか良さそうです。唯一、竿受けを使えないのが難点といえば難点ですが、今日は手持ちの一本竿と決めているので、さほど不便を感じることはないだろうと、例によってポジティブシンキング。

程よく解けたイケスの沖アミを取り出して3等分、二つをクーラーに入れ、一つは手元に残します。そして、はやる気持ちを抑えながらタックルの準備。まずはタモ網をセット、次いでロッドケースから取り出した元竿に合わせ、優先に調製した穂先をつないでリールをセット。ガイドにラインを通します。ラインはフロロカーボン2号の通し、極小のサルカンを介して1ヒロのハリスにチヌバリ2号。今日は食い込み重視で小さめのハリです。

準備が整ったのは7時過ぎ。満潮は8時半頃なので、まだまだ満ち込みの時間帯。投げ入れた沖アミが島に向かって流れて行きます。ガラアジは底から2〜3mを遊泳していると思われるので、底取りはシビアに行った上で第1投。底まで3mのところで、ラインの送り込みを止めます。すると、穂先がクンクンとリズミカルにお辞儀を始めます。しばらくしてお辞儀が止んで穂先が真っ直ぐになったら、イザ、勝負! 勝負です!

まずは、力なく垂れたラインの弛みを保ったまま竿先を下げていきます。もちろんラインに異変があったら、すかさずアワセを入れられる臨戦体制、心の準備は万全です。ラインの沈下は最初ゆっくりですが、段々と早くなりますので、潮に引かれて弛みがなくなる直前にラインを引き出すと同時に、竿先を目の高さまで戻します。これを2〜3度繰り返した後には、ラインが張るのを待って、大きく竿を煽るなどして変化を加えます。攻めの釣りがいいのです。攻めに攻めてアタリを導き出し、釣られてなるものかと力の限りに抵抗する獲物を、何とかいなして取り込むのが釣りの醍醐味です。追い求めて止まないそうした快心の釣りにはなかなか出会えるものではありませんが、今日の狙いはここのところ良く釣れているというガラアジ。便りの途絶えた大型マダイに比べれば出会える確率は当然アップ。内心ほくそ笑みつつ、余裕をもって手返しを重ねます。

ところが、意に反してアタってくるのはメッキに次ぐメッキ。苦闘の末、ようやく潮が変わりそうな気配になったので、マダイ狙いに変更。15mからふかせ、10mくらい出した時だったでしょうか、勢いよく竿先を曲げたのは、元気の良い手の平大のマダイ。ハリの掛かり具合も良かったので、大きくなって帰って来いよと言い含めてリリース。次は良型と意気込みますが、間の悪いことに潮の流れが左かと思えば前に、右にとフラフラして安定しません。それでもなんとか頑張って、お手頃サイズのマダイとチダイをゲット。

しかし、今日の本命はガラアジ。初志貫徹とばかりに再び底狙い。やはり、底潮はそれほど動いていないようなので、少し底を這わせるような感じで流します。と、グンッ!としたアタリに続いてグングンと強く引きます! その感覚はアジとは違いますし、マダイでもありません。また、巻いている時も時折引き込むのですが、アジのようなキレはありません。慎重に取り込んだ獲物は、なんと大きなイトヨリ。綺麗な魚です。

底を這わせ気味に流すのが良さそうなので、これを繰り返します。そして、3投目にして待望のガラアジとご対面。コンッとした明確なアタリで始まったヤリトリがタモ入れで終了、なるほど確かにデカイ! イケスに放り込んで、速やかに次の1投。ラインの送り込みを止める、お辞儀が終わる、這わせ気味に流してアタリ! のヒットパターンを掴んだように思われましたが、そうは長く続きませんでした。とはいえ、狙いのガラアジを仕留めることができましたし、石巻落としフカセが、楠屋以外の釣り場でも通用することが確かめられました。そこそこの釣果もあり、今回の釣行は当然◎でしょう。

追伸、イトヨリは馴染みのない魚なので、調べました。何と、高級魚!主に料亭で食されるそうです。さて、その食べ方。刺身は不向き、身が水っぽいので昆布締めなどするとよいとのことだったので、水気をとった後、半身は酒蒸し、半身は塩焼きで食べましたが、どちらも美味でした。特に吸い物は色合いもよく、料亭で供されるのも納得です。

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