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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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黒潮長期予測2017年始め

2017年 12月 25日 13時頃

2016年は何かと波乱の多い年であった。政治や気象はもちろん、海の様子もおかしな状況が続いている。そこで、今後の海の状況がどのように推移するか、黒潮を定期的に観察している海洋研究開発機構の黒潮長期予測を元に、来年度始めの海の様子を予測してみる。

まず、今年がどのような年だったかと大雑把に言えば、「黒潮流路が大きく変動」した年となる。黒潮が日本列島に接岸離岸を繰り返すのだが、その周期が目まぐるしく変動したのだ。特に9 月以降は短い期間でいったりきたりを繰り返し、これの影響によって魚が定着しなかったのだろうと推測している。また、台風の異常進路も大きな特徴の一つ。台風1号の発生が遅れたかと思えば、8月に北海道に立て続けに上陸。一方、九州への上陸はほとんどなかった。このため、イカ類は軒並み好釣果となったが、逆に水温が下がらず、未だに例年よりも1〜2 度ほど高い状況が続く。

それでは、そのような状況を元に、来年の長期予報はどのようになるのだろう。海洋研究開発機構によると、「四国・足摺岬と室戸岬でやや離岸、紀伊半島・潮岬でほぼ接岸しています。房総半島で黒潮が一部近づいていましたが、遠ざかりつつあります。黒潮流路はこれから接岸流路に変化した後、長期的には離岸流路寄りになる可能性があります」との予測が出ている。九州はと言えば、接岸離岸を細かく繰り返す状況。つまり、ベイトが入ったり離れたりを繰り返し、必然的にフィッシュイーターも出たり入ったりを繰り返しそうだ。

ちょうど今月の終わり頃にかけて黒潮が豊後水道に刺すように接岸のピークを迎え、1月15日前後にかけて徐々に離岸。その後また2月上旬にかけて接岸といった状況をシミュレートしている。実は、この動きは月齢とも酷似する動きとなり、小潮時は離岸、大潮時は接岸と覚えておくと分かりやすい。今年の秋からの状況を踏まえると、大潮時には思ったほど釣果が上がらず、返って中潮、小潮の方が相対的に釣れているイメージが強い。これを黒潮の接岸離岸と重ね合わせて考えると、非常に分かりやすい。もともと黒潮は塩分濃度が高いため、魚の絶対数は少ない。ただ、黒潮が入る事による環境変化で、黒潮周辺の海が変化し、周辺海域の魚の活性が上がる。これが黒潮が入るメリットだ。黒潮が接岸した時よりも、離岸している時により魚の活性が上がることを念頭に、釣り初めの予定を立ててみてはいかがだろうか?

黒潮親潮ウォッチの「2016年12月16日から2017年2月16日の予測」より

(図は黒潮親潮ウォッチより転載)

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