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釣り場 : 鹿児島県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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ロクマルオナガを狙って!

2017年 3月 11日 0時頃

磯釣り師であれば誰もが釣ってみたいと思う60cm超えのオナガ! 私もその中の一人で、ロマン求めて5年前より離島遠征に通っています。今年も3月11〜12日の1泊2日の行程で、宇治遠征に行ってきました。

大分市内を17時に出発し、宮崎周りの高速で「サザンクロス」の待つ串木野新港に22時に到着。集合時間の1時間前というのに期待に胸膨らませた釣り人で賑わっていました。しばらくすると船のエンジンが始動し、荷物を積み込み午前0時に出港。3時間ほどでエンジンがスローダウンし、船室から外に出ると、正に絶海の孤島と言わんばかりの切り立った岩の群礁が月灯りに写し出されます。

今回、「サザンクロス」の磯エリアは、一番北側に位置する家島のフタゴ瀬周りなので、どこに上がれるか楽しみ。まずはフタゴ瀬から瀬着けが始まり、次にガラン一帯ですが自分たちの名前は呼ばれないまま向島へと走り、上礁したのは昨年と同じ「グンゼの池」となりました。ここは座る所も無いほど足場が悪いのですが、昨年は56cm を頭に5 枚のオナガを仕留めているため、期待は十分。すぐに仕掛けを組み、瀬際を這わせるようにツケエを落とし込みます。夜明けまで集中して粘りましたが、2回のアタリはシブダイとオジサンのみで初日の夜釣りは終了となりました。

ここグンゼの池は小さなワンドで潮の動きが悪く、日中は口太しか釣れません。そのため、夜釣りに備えてゆっくりと身体を休めることにします。2日目の夕暮れと同時にメインの夜釣りへ。セオリー通り瀬際ギリギリを2ヒロから始め、タナを変えながら攻めますが、食って来るのはイズスミやオジサンばかりで心折れそうに…。昨年釣ったオナガの胃袋の中には数匹のボイルしか入ってなかったことを思い出し、多分回遊して来たオナガだったと記憶が蘇ります。そこで回遊待ちも考え、攻める範囲を広げることにします。

左沖には沈み瀬があり、潮に乗せて流し込むと、竿を引っ手繰る強烈なアタリ!「ヨシ来た!」とアワセを入れ、竿を立てます。鋭く沈み瀬方向に突っ込む様は、まさにオナガの引きだと確信! ハリスは12号を掛けているので、ラインは出さずに力任せに食い止めます。何とか沈み瀬を避わし、リールを巻き寄せに入りますが、今度は右沖へと走り出しました…?「えぇ〜?、これは違う?」、青物のような動きです。テンションは一気に下がり、半ば強引なヤリトリでタモに納めたのは、60cm程のヒラマサでした。普段なら嬉しい獲物ですが、今回のターゲットはオナガのため、あまり喜べません。

その後、回遊のオナガも入って来ず、瀬際ではオジサンのオンパレードとなり、午前3時の納竿時間を迎えました。午前4時、日中釣りのポイントへ瀬替わりで上がったのは、「ハカタ瀬」という磯で、潮通しが良いとのこと。ここでも夜釣りは不発に終わり、最後の日中釣りに勝負をかけます。

図のようにタックルを組み、瀬際から探るとファーストヒットは、またしてもオジサン。外道ばかりの瀬際は諦め、沖の潮筋に狙いを変えます。日中のオナガは浅ダナまで食い上がって来る事が多いため、2ヒロほどのタナを意識して流すが、反応が全くありません。ハリスにジンタンを追加しながら徐々にタナを深くしていくと、ラインがスプールから一気に弾け出すアタリが来ました! 素早くアワセを入れますが、強烈な突っ込みで竿は根元からひん曲がり、今にも折れそうな感じ。思わずレバーブレーキを緩めそうになりましたが、ラインは出さずに必死に耐えます。やっと動きが止まり反撃に入るが、今度は足元に向かって猛烈に突っ込んできます。これも何とか食い止め、竿の角度に注意しながらのスリリングなヤリトリ。徐々に間合いを詰めウキが一瞬見えたのですが、またしても強烈な突っ込み! ガチガチに締めていたドラグからラインを引き出されます。懸命に耐えたのですが、次の瞬間、無念にも竿は天を仰いでしまった。ショックのあまりしばらくの間、放心状態でしゃがみ込んでしまいました…。

その後、2度の強烈なアタリがありましたが、ハリ外れでのバラシ。難なく取り込んだ45cmのオナガを1枚のみの釣果で納竿となりました。今回もロクマルオナガを手にすることができませんでしたが、強烈な引きは楽しむ事ができたので、ますます闘志が湧いてきました。皆さんも是非、宇治群島のモンスターオナガの引きを味わってみては如何ですか?

関 淳二・記

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