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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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夏の終わりに根魚を釣ろう!

2017年 9月 23日 17時頃

台風18号の影響で大分県全域で河川や海の濁りが強く、大分県南部の港町は未だ通行止めの情報が相次ぐ。実際被害にあった地域を見ると自然が相手では只々無力である事を再認識させられる。自然に身を置き、天候と密接して釣りを楽しんでいる私達釣り人としても、同時に自然の怖さや危険を良く理解したうえで釣りをしていきたいと改めて考えさせられる。四季問わず自然の中では絶対安全はありえない。常に念頭に置いて水辺のレジャーを楽しんでいきたいと考える。

さて今回は、最新の情報をお届けすべく釣行タイミングを計っていたものの、度重なる自然災害の影響で海の状況は一変しているために9月の台風通過以前の情報となってしまうが、海の状況が一段落した際に一つの参考として見ていただきたい。今回の狙いはカサゴやハタといった「根魚」。根魚と言えば蒲江方面。という事で県南へ向けて車を走らせる。

最初の目的地は佐伯市米水津小浦。米水津の防波堤と言えば、どこもアジ泳がせでイカ狙い、又はチヌ、クロ狙いでフカセ釣りなどがメジャーだが、根魚狙いに的を絞ってみても面白い。特に小浦港の足元にはカサゴやハタなど以外にも根魚の魚影は濃い。理由はジグヘッドを底に這わせてみれば良く分かる。地形の変化が大きく、ゴロタ石や根が多数点在しているのだ。それに加え、釣り人の撒くマキエやエサとなる小魚が豊富にある事や、根魚を専門的に狙う釣り人が極端に少ないのも根魚釣りの穴場となっている理由の一つである。

現地に到着したら早速仕掛けを組む。根魚釣りにはごく一般的なジグヘッドを使用する他、場合に応じてメタルジグなども有効な時がある。大まかには複雑な地形で釣りを行う際に根掛かりを回避したり、潮が大きく仕掛けが流されるといった場面でスタックレス効果の高いジグヘッド系統がオススメ。もっと細分化するとラバージグ、ジカリグ、ワインド、テキサスリグなどがワームを主体とした釣りの一般的仕掛け。どれも根魚にとっては有効な手段となるため、潮回りや釣り場に応じて使い分けを行うのも一つの楽しみになる。

続いてメタルジグはジグヘッドよりも空気抵抗が小さい分、遠投して広範囲を探る事が出来るのももちろん、地形さえ把握していればバーチカルにカケアガリを探る際にも非常に有効な釣り方にもなる。経験上、根魚をメタルジグで狙う場合には、極力横に大きく動く操作より縦方向にヒラヒラ動く物に反応が良く、意識的に一投一投に時間を掛けていく釣り方が好ましい。

まずはメタルジグから。基本的には動きがスローで場荒れの少ないワームから始めるのが一番理にかなってはいるが、この時期回遊してくるカマスも同時に狙えるといった利点から、まずはメタルジグを底から中層付近まで細かくシャクって誘いを入れる。早速フォール中、ベタ底で魚がヒット! したのはいいが、小さい上に何か引きがおかしい…。と、ルアーを回収するとまさかのアジ。それもメタルジグサイズの豆アジという事で何やら嫌な予感。

2投目アジ、3投目アジ…。予想通り豆アジが湧いている様で猛攻を受け根魚を狙らう前にアジが掛かる状態。少し粘ってみたものの一向に状況は変わらないので、ここからはジグヘッドに変更してみる。ジグヘッドは8gにフラットフィッシュ用に購入していたシャッドテールでリフト&フォール。これなら流石にアジの口には入らない。ストップさせたりリールを巻いたりと不規則な動きで誘っていると待望のヒット。やっと本命。狙い通りに釣れるのは、やはり嬉しい。

が、ここまでで約2時間を消費。ワームのサイズ的にも大型を期待したが、そんな上手くはいかず、ぼちぼちサイズという事でまだまだ釣れそうなものの移動を決意。次に向かうのは、目的地までは小浦から車で40分前後。この海域は島々に囲まれていたり、磯が多くカケアガリが沢山あったりと根魚釣りには持って来い。ただし、根掛かりの多さも普通ではないため、ここはカケアガリ横一線の一番美味しい部分だけを探って終わりにする。

潮が正面から押してきているので手前30m先にあるカケアガリの少し奥へ遠投しフォール。水深10m付近までメタルジグが落ちると丁度カケアガリの真上へ。根掛かりが多いのでボトムより上をスイミングで誘っていると…、これも嬉しい狙い通りのオオモンハタ。余談ではあるが、ハタの中でもオオモンハタだけは回遊性が非常に高く、執念深くエサを追うという習性上があり、スイミングなどのボトムや根から離れた場所でも平然とバイトしてくる。これを頭の片隅に置いておくと船からの底物狙い、磯ロックなどにも狙い分けし易く、大変役に立つので覚えておいて損はない。

さて今回の底物ゲーム。専門的にやらずとも、カマスや青物の回遊待ちなどの潮止まりにも合間を見て楽しめる。仕掛けもそれほど複雑ではないため、是非タックルボックスに1つ2つ忍ばせてみてはいかがだろうか。

Text & Photo by 伊水 衣鳴

筆者のタックル

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