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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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秋のフカセでアジ釣り

2017年 10月 3日 0時頃

近頃は朝晩も涼しくなり、早いものでもう10月を迎えました。昔、若い頃に先輩方に教えられた事は、「1年なんかあっと言う間に過ぎるよ、風が吹くように去る」と言われていた言葉を、現在では染々と実感すると共に、今年もあと2ヶ月、やり残した事はないか? など色々と考える次第です。そんな事を思いながら臼杵湾の釣って楽しい、食べて美味しい黄金アジをと思い、例年の記憶を頼りに釣行に向かいましたが、人気のある臼杵湾のポイントは、予想以上に先行者の方々がいました。空いているポイントはアジが釣れやすい条件が揃わないということで、限られた時間でしか釣行できないサンデーアングラーの私に待っていたのは、釣り人の誰もが望まない貧果でした。

もちろん条件が揃って良い釣果を上げている人はいます。そんな方々に聞いてみると、釣れない時はアジが居ないわけではなく、フィッシュイーターから追われていて釣れないとのこと。現に私が数回釣行した時も、スズキやエソなどが海面を跳ねてアジを追っていたのです。いつもは時間の経過と共にこのような状況も消え去るのですが…。今年はフィッシュイーターの数も多く、捕食時間も長い気がしています。そこで今回は、私なりのフカセ(アジ)釣りをご紹介したいと思います。

①マキエとツケエ…フカセ釣りにはなくてはならない重要なマキエですが、私は釣り場到着後の釣行直前に作ります。それはアジの大好物であるアミを配合するからです。アミは集魚剤をブレンドすると、ある一定の時間が経った後、アミの成分に含まれる発光物が損なわれてしまうのです。アミの発光物はアジ釣りに欠かせないのです。そしてマキエ作りでもう1つ重要なことは、発光を少しでも持続させるために集魚剤とアミは均一にブレンドせずに、わざと混ぜムラを残します。また、ツケエは基本的に沖アミ生と加工の沖アミを使用しています。

②仕掛け…基本的な仕掛けですが、竿は4〜5m程の万能竿ならなんでも良いです。口切れを軽減させる事と仕掛け振り込みがしやすい0・8号相当が私のオススメです。リールは2000番相当の物で十分です。ウキは、私がアジを狙う際は「効率良く釣る」という条件が揃う夜なので、半遊動を多用することもあり、電気円錐ウキやケミホタルがトップに装着できる棒ウキを使います。号数は風が吹いてもしっかりと仕掛けが馴染む3B〜5Bが良いでしょう。

③釣り方…まず、私がフカセ釣りにこだわる理由としては、①他の仕掛けで釣れる魚体よりも大きな魚体が釣れやすい。②チヌやクロを狙う際に、エサ盗りとなるアジの習性を理解しておきたい。③マキエで寄せてから釣るので効率良く釣れる(擬似餌では釣れない状況でも活きエサだから釣れる)。④何よりもフカセ釣りが好きだから。ということなどが上げられます。

アジは基本的に誰でも簡単に釣る事が可能なので、子供でも十分に釣る事が可能な魚種です。しかし、フカセでアジを釣るのは意外と難しいので、簡単には釣れない難しい状況で、いかにしてアジを釣るかということを書いてみます。

アジが居るのに釣れない時は、エサ盗りであるフグが多い状況に起こることがあります。こんな時は本命ポイントよりも潮流の下流側にエサ盗りに食べてもらうマキエを打ちます。10秒程待った後に5m以上離れた潮上側へ本命マキエを打ち、そこへ仕掛けを投入します。アジはフグよりも回遊能力が優れているので、その性質を利用した分離作戦で釣れる確率が大幅にアップします。

次は「食い渋り」です。アジは口にしたエサを一度吐き出す確率が高く、再度口にして捕食するパターンが多いのです。特に小さな個体は数回に渡りそれを繰り返して、小さくなった物を捕食しています。つまり大小の魚体が混在する群れが居る場合、小さな沖アミ(Mサイズ)を使用すれば数は稼げますが、少しでも大きな魚体を効率良く釣りたい場合などは、大きな沖アミ(Lサイズ)を使用すると、良型を釣る確率を上げられます。ウキにアタリがあってもアジがハリ掛かりしないのであれば、小さな個体のアジの群れと判断し、その場合は小さな沖アミをツケエとすると良いでしょう。アジは回遊魚ですので、諦めずに狙っていればそのうち大きな型の群れが突然入ってきたりもしますので、諦めない事も重要です。

また、フィッシュイーターが居る場合は、先に書いたようにアジが釣れなくなります。当たり前のことですが、自らの身が危ないのにエサを拾う行動はしないからです。この場合は、今までの対策は全く通用しないので、時間の経過と共にフィッシュイーターが消え去るのを待つか、ポイントの移動をオススメします。

身近で簡単なアジ釣りですが、フカセで狙うと意外と難しく面白い釣りなので、ぜひ挑戦してみて下さい。今後もフカセアジ釣りについては、色々な角度から実験をしてここで紹介しようと思います。また、本題からはそれてしまいますが、これからの時期は釣れる魚種も増えてくるし、釣りをしやすい気温となるので、各地の波止などでは釣り人も増えてきます。釣り人が増えると、ゴミの問題が後を絶ちません。ある波止では地元の方々が監視している様子も見受けられるため、いつ立ち入り禁止になってもおかしくない緊迫した状況を確認する事さえありました。実際に釣りをしていると、地元の方々から「人が来るからゴミもくる」、「波止が臭い」とも言われました。ゴミは必ず持って帰る、ゴミとなる物を釣り場に持ち込まないことを念頭に、むしろ地元の人から好かれる釣り人を目指して、いつまでも綺麗な海で釣りができるようにしましょう。

釣研FG東九州支部/MFG九州/GFG大分/平松義洋・記

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