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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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厳冬期のクロの釣り方

2018年 4月 9日 14時頃

皆さんこんにちは! 今月のT・CLUB通信を担当させて頂く藤本です。今回は4月ということで、私が特に好きな2〜4月の厳寒期のクロ釣りをテーマにしたいと思います。この時期は水温が下がり、クロが産卵シーズンに入ってしまうため、中々口を使わない、しかも食ってくるタナも安定しない難しい釣りになりがちですが、私なりの攻略を紹介したいと思います。

まずは、私がこの時期によく使う仕掛けに関してです。竿は磯竿の1号クラスに道糸は1・5号、ハリスは1・25〜1・5号を7〜10m程で結び、ハリスの中にウキを通します。ウキは釣り場の状況を見ながら竿1本前後までを探りたい場合は、釣研の「エイジアマスターピース/01」を使用し、ウキ止めを付けてウキでアタリを取りながら釣ります。また、竿1本以上を探りたい場合や、強風・遠投の場合は釣研「スーパーエキスパートグレUE/0C」や「エイジアマスターピース」の02〜03を使用し、ウキを沈めて広い層を探りながら釣ることにしています。

次にマキエに関してです。厳寒期のクロ釣りのマキエで私が心がけていることは、①沖アミの原形を残すこと、②粒が多めの集魚剤を使用することです。私の場合は、沖アミは半分ほどはざっくりと刻み、残りの半分は原形のまま使用します。また、集魚剤はマルキユーの「グレパワーV9」、「超遠投グレ」などの遠投が効くベースエサに「爆寄せグレ」や「グレパワースペシャル」、「遠投ふかせスペシャル」などの粒が多いものを配合し、使用しています。これは、低水温にも強く厄介なキタマクラやフグ、ハギ系を避わし易くするためです。これらのエサ盗りは目立つ物によく反応するため、沖アミの粒を多くすることや、沈下速度が速く目立ちやすいムギやペレットなどが多く入ったマキエにすることで、ツケエをカモフラージュさせ、避わすことができるのです。また、この時期はクロのタナが極端に深くなる事もあるため、なるべく深いタナにもマキエが効くように、粒の多いマキエを選択して釣るように意識しています。

最後に釣り方に関してです。私が最も意識するところは、クロがどのタナでエサを捕食しているのかを把握することです。低水温時にはクロも動きにくく、あまり広範囲に動き回らないため、仕掛けのタナがあってないとツケエが全く盗られなかったり、アタリもなく盗られたりしてしまうことが良くあります。

そのため、まず釣り始めは「エイジアマスターピース/01」などの仕掛けが馴染めば、じわっと沈む程度の浮力のウキで竿1本前後まで探ります。そこでツケエが盗られれば、からまん棒でタナを調整し、盗られなければ「スーパーエキスパートグレUE/0C」や「エイジアマスターピース/02〜03」で、マキエの沈下に合わせて沈めて釣るように調整します。これらの方法でクロがツケエを盗っているタナを探していきます。

ここで、アタリが出ずにツケエが盗られる場合は、馴染ませ方に少し工夫をします。ウキが見える状態でアタリが無く、ツケエが盗られる場合はタナを少しずつ浅くして対応しますが、沈めている場合はウキが馴染み少し沈んだところで、一度ウキの抵抗を感じるまで「張り」を入れます。これはウキから上の道糸を真っ直ぐにし、アタリを出やすくする目的と、沈んでいる仕掛けを張ることで仕掛けの沈下を止めてやり、クロに食う間を作ってあげる目的があります。

これでもアタリが出ない場合は、一度張った後に少し時間を空けて再び「張り」を入れたり、クロのタナまで沈んだら仕掛けが浮き上がらない程度に張った状態のままにしてアタリを待ちます。こうすることで、遊泳層の狭いクロの小さなアタリを少しでも取りやすくしてやります。また、どうしてもツケエが盗られない場合は、思い切ってガン玉を追加するのもありかもしれません。過去にクロが全く釣れない状況で諦めて、マダイやチヌを狙おうとガン玉を追加した仕掛けに、クロが飛びついて来たことが多々あるためです。これは、海水中の様々な流れの層がある中で、底付近の少し海水温が高く幅の狭い層内のみでクロがエサを拾っていたため、ガン玉を打ったことでその層に仕掛けが素直に入り、アタリが出たのだと考えられます。

このような方法で私はたまにはボーズになったり、たまには良型のクロが釣れたり、美味しい外道が釣れたりと、難しい厳寒期のクロ釣りを楽しんでいます。まだまだ、様々な方法があるかと思いますが、釣れない時こそ少しの仕掛けの変化や工夫が重要になってくと思いますし、その工夫で釣れた魚は特に嬉しい1尾にはなりませんか? クロ釣りには厳しい時期になって来ましたが、皆さんも価値ある1尾を狙って釣行に出かけてみてはいかがでしょうか!

T・CLUB/藤本 祐一郎・記

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