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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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半遊動仕掛けの有効性

2019年 1月 9日 12時頃

昨年より新たにT・CLUBに加入した嶋田誠也と申します。これから、このT・CLUB通信に記事を書きますので、今後ともお見知りおき下さいませ。

さて、魚の手持ち写真は昨年の12月16日にT・CLUBの播磨さんと米水津の「大バエ」へ釣行した時のものです。当日は、潮が効いている30m以上先まで遠投するとクロの活性はありましたが、近距離から中間距離ではエサ盗りも少なくクロのアタリも小さく、魚の動きが悪い状況でした。そのような状況の中でも半遊動の仕掛けだからこそ良型をキャッチすることが出来ました。その時の釣り座は「大バエ」の右側の水道側で、手前の潮は当て潮で中間距離は逆流れの左流れ、その間は渦を巻いていた状況でした。軽い仕掛けだとラインもウキ下の仕掛けも複雑な潮に取られて張りが作れず安定しないため、ウキ止めとガン玉を打ち、潮の中でツケエを安定させると連発することが出来ました。

ここで半遊動仕掛けの有効性を考えてみたいと思います。今や池永会長の1000釣法や、その後のロングハリス仕掛けが全国的に定着しています。私はクロ釣りを始めた時は、半遊動仕掛けでのスタートでしたが、1000釣法を知ってからは釣果が倍増し、この釣法にすっかりハマった一人でした。その後は、ロングハリス仕掛けや全層仕掛けを海や魚の状況に合わせて選択し、ある程度の釣果は出せていました。しかし、どうしても対応出来ない状況や他の方よりも釣果が欲しいという欲張りから、今は半遊動仕掛けが私の基本スタイルになっています。

どうしても対応出来ない状況とは、先述したような環境、つまり当て潮や複雑な潮や強風など、ターゲットとなる魚では居食いするような低活性時やマキエに出てくるタイミングが遅い場合、エサ盗りが多い状況などです。大会の参加時は、他の方よりも釣果が必要です。大分県では大半の方が1000釣法やロングハリス仕掛けを愛用し、全ての状況において対応できると思いがちですが、先のようにロングハリスでも対応が難しい状況があります。大会ではそんな中であっても、釣果を伸ばす必要があります。

1000釣法やロングハリス仕掛けを基本としている方で、同じ仕掛けのはずなのに釣果に差が出て悔しい思いをしたことは無いでしょうか。同じ仕掛けであっても、他の方よりも釣果を出す名手は、多くの経験による感覚によって操作の全てで対応が出来ているのです。同等やそれ以上の釣果を出すには、その経験や感覚を補うだけの情報が必要になります。私がウキ止めとガン玉を打った半遊動仕掛けが有効と考えるのは、その多くの情報が得られること、および釣れる状況を作り出すことができるからだと思っているためです。

私が考える半遊動仕掛けの有効性とは、①ツケエ先行の釣りができる、②ウキから下を馴染ませ張りを作ることができる、③強風時や複雑な潮でもポイントをダイレクトに狙い打ちができる、④潮筋から外れない、⑤潮が潜り込むポイントや馴染めば沈む調整時にでも、張りをキープしたまま沈め釣りができるなどがあげられます。

このような状態は、釣り人が意図的に作り出すもので、ウキの浮力とガン玉やウキ止めのセッティングが必要となり、手間を感じるかもしれません。しかし、それ以上のメリットがあります。多くの方が悩む、いつツケエが盗られたか分からない、アタリが出ない、馴染まない、馴染んでいるか分からない、どのタナで食っているか分からない、仕掛けが思うポイントから外れるなど、釣果を大きく左右するストレスを解消する手助けになります。

穂先から先のラインや手元のラインが弾け飛ぶアタリも気持ち良く大好きですが、ウキが一瞬にして海中に引き込まれる爽快感もたまりません。また、これからの寒グロシーズンの小さなアタリも、馴染ませた仕掛けだったらウキを視認して取ることが出来ます。私が愛用するのは「釣士道」のウキですが、各社ウキメーカーは半遊動をコンセプトにしたラインナップがあります。フカセ釣りの基本となる半遊動仕掛けから気付くことが多くありますので、改めて試してみることで、釣技の引き出しが増え、釣果アップにつながることと思います。全遊動一点張りでクロが釣れなくなったという方は、ぜひ半遊動を試してみて下さい。

嶋田 誠也・記

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