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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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良型ホゴを狙ってGO!

2019年 2月 11日 12時頃

2月も中旬に差し掛かり、暦の上ではもうすっかり春だが、今年は1月にも増してグッと冷え込む日が続いている印象だ。毎年、この時期は釣り物に悩まされているアングラーも多いのではないだろうか。

とはいえ、探してみれば意外にも様々な釣り方を発見でき、新たな釣りに着手する良い機会とも言える。先日立ち寄った釣具屋さんで、どこからともなく「ホゴ釣りがしたいのだけど場所がわからない」。そんな声が聞こえたのは今月初旬の頃。確かに考えてみればカサゴに関する情報は意外にも少ない。インターネットで検索をかけてみても、出てくる情報はかなり昔のものだったり、信憑性が不十分なものも多い。根魚なのだから根が多い場所なら、きっと簡単に釣れるだろう。なんて考える人もかなり多いのではないだろうか。確かに不正解では無い。しかし、カサゴも他の魚同様に居着きやすいポイントがあり、同時に大型・数共に釣れやすいポイントは確かに存在する。

そこで、今回はサイズが望めて数が釣れ、尚且つ特別な技術が必要ない。そんな場所や要点を出来るだけ簡潔にまとめたので、特別に公開したい。

2月11日、小潮。米水津の浦代港にやってきた。米水津エリア一帯は、ホゴ釣りが非常に盛んで好ポイントの宝庫だが、特にここ浦代は知る人ぞ知るホゴの一級ポイント。底の地形は一面ゴロタ場になっており、水深は満潮でも比較的浅い。そして、何よりこの釣り場一番の特徴は、着底を取れば、ほぼ毎投釣れてしまうほどカサゴの魚影が濃い所だろう。この事から近年では、私が知っている中でも1、2を誇るホゴ釣りポイントとなっている。ただ強いて欠点と言えば、ルアー操作すらあまり必要としないため、ルアーを意識的に動かしたり、ベイトに応じてルアー選択を工夫するなどといった経験や練習が全く出来ないこと位。裏を返せば全く釣りをした事の無い、釣り未経験者でも、いとも容易く魚を釣り上げる事ができる場所でもあると言う訳だが。

例えばアイスジグを落として、いざアクションを起こす頃には、すでにルアーはカサゴの口の中にある。なんて事は日常茶飯事。そして、見て分かる通り釣れるサイズがどれもそこそこ大きいのだ。そして、その食いっぷりは、ワームを使えば尚更で、まさに海底でカサゴが口を開けて待っている様な状態。適当に釣れたカサゴのサイズを計測してみれば、この通りである。ここでは日中でも25cm前後が当然の様に釣れ続き、20cm以下だと徐々に「少し小さいな」となってしまうのが恐ろしい)。もちろん、これより大きいサイズもザラに釣れるが、逐一計測していると埒があかないため、目安として掲載しておく。

このポイントは防波堤が少し高いので、釣りに出かける際はタモ持参をオススメしたい。また、擦られる様な障害物等は少ないが、スロープ下へ潜り込まれる可能性があるため、多少ハリがあるロッドがグッド。

次にもっと気軽に近場でカサゴを釣りたい人向けに場所選びも含めて少し具体的なコツを説明する。まず始めに、いかに仕掛けが通されていないポイントを率先して狙えるかがホゴ釣りの基本となる。特に「他の釣り人が中々通せない場所を通す」コレに尽きる。一見難しく見えてしまいがちだが、答えは非常に簡単。狙うは足元、岸壁の際。そしてスロープの切れ目。つまり落ち込みの際だ。

実はこの2点が防波堤ではライバルが少ない絶好の一級ポイント。まず竿の長さに比例して、釣り人は足元を狙おうとする意識が薄くなる傾向にある。これは単純に竿の全長が長くなれば長くなるほど足元が狙い辛くなるためだ。更にウキ釣り系統の釣り人はハリスの長さ、ウキ下を特に意識するが故に、浅いポイントを避ける傾向にあり、こちらも無意識にスロープ付近は避けてしまいがちで手薄になる。アプローチ方法をわずかに工夫するだけで、釣果がグッと変わって来るのも、この「ガシリング」が面白味を増す1つの要素だ。つまりポイントを選ぶ際、根はもちろん、スロープがある場所、防波堤が広く長く足元を重点して狙いやすい環境が整った場所。と言うのが必然チャンスが多いエリアということになる。

さて、要点2つ目は一度釣れた場所は必ず覚えておく事。カサゴはその習性上、遊泳力の強い大きな個体から順に捕食する。一度釣れた場所であっても同じエリア帯、同じ根に実はその他何匹も居たりする。更に大型の居付く根があれば、当然そこは他のカサゴにとっても絶好の住処。夜釣りで更に大型の個体がヒットする確率は高い。

そして最後の要点である3つ目。釣果が伸びない時には、一歩単位で移動する意識を持つ事。カサゴは、かなり大きく移動しても日に1㎞程度しか動かないと言われている。人間の一歩、たった1mでもカサゴにとっては十分な移動距離があるはずだ。アタリが無ければエリアを大きく移動する前に、一度左右に1歩2歩移動してみるのが吉。コレが意外にも状況を好転させたりするので、やってみる価値は十分にある。

それでも魚からの反応が思うように得られなかった場合には、奥の手である「テクトロ」も是非試してみてほしい。防波堤際にルアーを落としたら、わずかに底を切り、一歩ずつゆっくり進みながら様子を見てみる。もしテクトロ中にアタリがあれば、その場所を主軸として、その日の釣りを展開していくのが渋い日、渋い場所における最も効率的な1つの手法と言えるだろう。

チヌにはチヌの、スズキにはスズキの釣り方があるように、カサゴにも場所選びから釣り方のちょっとしたコツまで様々だ。その中でも、やはり一度に沢山釣られてしまえば数は年々減少してしまうのが根魚の宿命。そうなればまた1からポイント探しをする事になるだろう。

前述のちょっとしたコツと実際にこれから釣り場に立つアングラー1人1人の独自の分析を織り交ぜながら、自分に合った素晴らしいポイントに巡り合って頂きたい気持ちと共に、友人や家族と思う存分楽しんでもらい、更にこれからライトゲームが盛り上がっていく事に期待したい。

Text & Photo by 伊水 衣鳴

筆者のタックル

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