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釣り場 : 長崎県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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第26回ダイワグレマスターズ2018全国決勝大会ダイワグレマスターズ

2019年 2月 16日 15時頃

全国決勝大会の取材依頼があり、予選リーグから取材することから木村真也選手への密着企画がスタートした。下五島福江島に渡るために長崎港に到着すると、木村選手も同じジェットフォイルで入島するというので、スタートから密着開始。抽選の結果、木村選手は4グループ最後の44番のゼッケンを引き当てた。同じグループには、ゼッケン41「Aブロック大会1位通過」徳島の長谷部求選手、ゼッケン42「Bブロック大会1位通過」愛媛の川村崇選手、ゼッケン43熊本の小﨑史雄選手がエントリーした。

●予選リーグ第1試合「小﨑史雄vs木村真也」

椛島三ツ瀬、7〜9時。開始9分、最初にクロを手にしたのは、木村選手だった。風を背に受け10m沖を攻める。次に釣れたのは、エサ盗り。続かないなと思った時、小﨑選手の竿が曲がった。竿の曲がりからサイズが良いことが分かる。タモに納まったのは40cmを優に超えたビッグサイズで、一挙に逆転される。その後、木村選手が2枚目を追加するも、サンノジ(リリース)と釣果が延びないまま前半戦が終了。釣り座交代となった。

後半に入り木村選手が2枚追加してリードすると、またもや小﨑選手の竿が大きく弧を描いた。これも40cmオーバーで、一気に距離を詰めてくる。木村選手が手にしたクロはキープサイズは越えているものの、小型ばかりが気になる。後半25分、潮がフラフラとはっきりせず、風も強いので木村選手がとった手は、自立式で遠投の効く、この日のために釣研で急きょ準備してもらった「ロング棒ウキ」にチェンジ。ロング棒ウキで潮を掴み、道糸を深く沈めることで風の影響を最小限に抑え込むと、すぐに答えが出た。40cm越えの五島サイズを手にし、木村選手の反撃が始まった。しかし、エンジンがかかるのが遅く、枚数では小﨑選手を上回りながらも、5枚リミットのキープサイズで、4900g対3465g。初戦を落とすスタートとなった。

●予選リーグ第2試合「川村崇vs木村真也」

椛島平瀬、10〜12時。風が強い割には潮が動いていない。今度は早めに棒ウキにチェンジする。しかし29分、川村選手に40cmオーバーのオナガが釣れる。またもやサイズの壁が木村選手を苦しめるのか。木村選手1枚・川村選手3枚で前半を終える。後半は7mと近距離を攻め、4枚目を追加した川村選手。釣り座を交代して沖側では流れがあるのですぐに円錐ウキにチェンジする木村選手。ここから木村選手の反撃が始まることになる。後半17分、2枚目を良型で釣り上げると20分・25分・33分でリミットの5枚をキーパーバッカンに収めることができた。沖側に移ってからは、ツケエはすべてボイルで食わせた。川村選手の1枚目がオナガだったからかもしれない。終わってみれば木村選手9枚、川村選手6枚と大差がついたが、5枚検量なので計ってみるまで勝敗は分からない。川村選手は場所を変えながらではあるが、近距離のみを攻め続けた結果、徐々にサイズが小さくなったようだ。検量の結果、川村選手3700g、木村選手4910gとなり、木村選手に1勝をもたらした。

●予選リーグ第3試合「長谷部求vs木村真也」

椛島大小瀬、13時30分〜15時30分。3試合目も冷たい風が吹き続ける。ここで勝敗のおさらいをしてみよう。長谷部選手は、第2試合で小﨑選手と対戦してまさかのノーフィッシュで引き分けだった。これにより木村選手が1勝1敗、川村選手1勝1敗、小﨑選手1勝1分となった。決勝トーナメントに進むには、第3試合での木村選手の勝利が前提となるが、川村選手vs小﨑選手の対戦も重要になってくる。川村選手が勝利すると、木村選手にも決勝トーナメント進出の目が残ってくるのだ。とりあえず、木村選手の勝利が絶対条件ということで、試合に戻ろう。

開始早々、木村選手が1枚目を釣り上げた。タナは浅そうだ。長谷部選手も2枚釣り上げた後、タナが深くなったと言う。ジックリ待って40cmオーバーを2枚加えて、前半は木村選手6枚、長谷部選手4枚で折り返す。後半に入ると状況が変わったようで、釣れるのはサンノジばかり。棒ウキに替えるもアタリは出るがハリに乗らなくなり、後半お互いノーフィッシュで終了した。やれることは全てやり切った。後は港に帰って検量の結果を待つのみだ。

港に帰り、第1試合から検量が始まる。第3試合の検量で1枚対0枚で小﨑選手の勝利が確定したことで、木村選手の2回目のダイワグレマスターズは終わったのだった。ハラハラの予選リーグだったが、木村選手はやっぱり3勝して、決勝トーナメントに進むしかないと新たな闘志に火がついた。他のグループも激戦だったようで、1グループは原田竜治選手(2勝1敗)、2グループは平井拓也(3勝)、3グループは最後まで勝ち上がりを諦めていたディフェンディングチャンピオンの江藤義紀選手が、吉田英司選手と440g差で翌日の準決勝に進んだ。抽選の結果、準決勝の取り組みは平井選手vs小﨑選手、原田選手vs江藤選手となった。


翌日の準決勝は、大小瀬西と大小瀬の地で開催されたが、昨日の予選リーグの時から朝一の大小瀬の釣果は芳しくなかった。日曜日ということもあり、強風で下五島の椛島には直行便が何隻も来ていたのが原因か。結果、江藤選手vs原田選手はノーフィッシュ、平井選手vs小﨑選手は1枚ずつの釣果、重量で小崎選手が決勝に進んだ。引き分けの場合は、大会規定で予選リーグの勝点が上位の者、それも同じなら総重量の重い者が勝ち上がるということで、江藤選手が決勝に進むことになった。

決勝は福江島に戻ってサザエ島の手代のハナレで行われた。福江島に向かって先端を境界線に左右に釣り座を分け、決勝戦は10時30分から始まった。強風が右側から吹いている。右側の高台から竿を出す小﨑選手が福江島に向かって遠投し、マキエを被せると27cmのキープサイズが上がってきた。続けざまに2枚を釣り上げ先行する。サザエ島にはマキエが入っていないので、魚が反応するのに時間がかかると考えた江藤選手は、マキエを繰り返し打ち、小﨑選手に遅れること33分後、左沖で大きく竿を曲げる。足下まで誘導してタモに納まったのは、40cmオーバーのクロであった。

マキエが効いたのか、ここから立て続けに江藤選手の竿が曲がる。前半を終わってみれば、江藤選手5枚、小﨑選手3枚で釣り座を交代した。準決勝からは10枚の総重量に規定が変わる。後半4分には小﨑選手が4枚目を釣り上げ、これまで大物を釣り上げ勝ち上がってきた巻き返しが期待された。しかし、小﨑選手と同じ高台にバッカンを置いた江藤選手が動く。風に向かって釣りたいと、徐々に低い釣り座に移動していき、小型のオナガを釣る。このことからハリスにG7のガン玉を段打ちして、仕掛けを立てて次々と釣果を伸ばしていった。終了1分前に小﨑選手が7枚目を釣り上げたところで試合終了のホイッスルが鳴った。振り返ると江藤選手の竿が曲がっている。規定ではホイッスル後も2分間の猶予が与えられる。みんなが見守る中、上がってきたのはチヌというオチをつけて、決勝は幕を降ろした。

港に帰っての検量では、11枚を釣り上げた江藤選手が1枚を除く規定の10枚で5100g、小﨑選手は7枚で2506gという結果に。これにて江藤義紀選手が通算3度目、昨年からの連覇を果たす栄光に輝いた。

八反田克己・記
港に帰っての検量では、11枚を釣り上げた江藤選手が1枚を除く規定の10枚で5100g、小﨑選手は7枚で2506gという結果に。これにて江藤義紀選手が通算3度目、昨年からの連覇を果たす栄光に輝いた。

八反田克己・記

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