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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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梅雨グロに向けてマキエの考察

2020年 5月 14日 16時頃

いよいよ梅雨グロも間近。そこで、改めてフカセ釣りで使用するマキエについて考察したい。マキエとは、撒き餌と言われるように、対象魚となる魚を集めるための餌。

マキエでおびき寄せて本命魚(クロ)を釣るために用いる。ツケエをマキエでカモフラージュしたり、マキエで他の魚と本命を分断したりと、使い方は様々。できる限り目的を持ってマキエを打つことを心がけたい。

一般的には、マキエの沈下速度とツケエの沈下速度を合わせると言われる。その理由は、前述したとおり、マキエの中にツケエを紛れ込ませるためであるが、実はマキエの沈下は、大きく分けて2つに分かれる。具体的に言えば、マキエの中に配合した沖アミやムギなど比重の重い物が先に沈下し、粉末が後に煙幕となって漂いながら沈下する。左の画像は、ユーチューブに投稿されている「釣りエサ九ちゃん」チャンネルから抜粋した水中でマキエ「グレパワーV9」が沈下する様子を捉えたものだ。

マキエの投入直後から、比重の重たい物から、先に沈下し始め、徐々にマキエがバラけるとともに、どんどん内容物が分離し、それぞれの比重によって沈下速度が異なる様子が分かる。これに潮の流れが加わるとさらに複雑な沈下を見せることは、想像に難くない。潮が速ければなおさら煙幕と固形物は離れて沈下することになる。では、肝心のクロは、どちらに興味を示しているかと言えば、固形物である沖アミやムギである。煙幕部は遠くにいる魚を寄せる役目。速度を合わせるとすればやはり沖アミの沈下速度に合わせて仕掛けを思考することがベターだと思われる。

また、ここでもう一度画像をよく見てほしい。煙幕の中にある沖アミやムギはあまり目立たないが、外側に拡がって沈下している沖アミやムギはかなり目立って見える。そして、別の動画では、この拡がった沖アミを啄むクロの様子も見られた。煙幕の外側に拡がった沖アミは目立つ。この事象を元に2つの使い方が考えられる。

パターン①…本命とエサ盗りが同居するポイントでは、できるだけツケエを煙幕部の中心に入れて隠す。こうすることで、外側に拡がったマキエにエサ盗りを集め、本命のタナまでツケエを温存する。

パターン②…本命をダイレクトに狙えるポイントでは、マキエとツケエをわざとズラし、ツケエを目立たせる。

この2パターンは、以前からいろいろな名人がアドバイスしている方法であるが、改めてマキエの沈下に注目することで、それが理にかなっていることが分かる。

今度は異なる集魚剤の場合はどうなるかの検証。動画は「遠投ふかせスペシャル」が沈下する様子である。その名前の通り、遠投性能に優れた集魚剤であるため、着水してからバラけるまで時間がかかる様子が伺える。また、こちらはムギを配合している関係から、ムギがヒラヒラと沈下する様子が印象的だ。

このように配合されている内容物によって、拡散の度合いや沈下の様子がかなり異なってくることが分かる。釣具店で販売されている集魚剤にはそれぞれ特徴があり、向き不向きがある。日頃使っているから、相性がいいからといって、いつも同じ集魚剤を使うのではなく、その日の釣りに合った集魚剤を選ぶことで、より目的に適った釣りができるようになるはず。

最後に、梅雨時期のマキエ作りでは、集魚剤に混ぜる沖アミを細かく砕くことをオススメしたい。沖アミの比重を軽くすることで、できるだけゆっくり沈下するマキエを演出できるからだ。梅雨グロは浅ダナが基本となるため、季節に応じたマキエ作りも重要となるはずだ。また、数種類の集魚剤をブレンドすることで、それぞれの特徴を生かした配合にすることもお忘れなく。マキエ作りから釣りが始まっていると肝に命じたい。

①集魚剤の特性を理解して、使いところを考える。
②内容物の種類や比重の違いによって沈下する様子が変わる。
③状況によってマキエの投入点とツケエの位置をズラす。
④季節に合わせてマキエに入れる沖アミの大きさを調整する。

筆者のタックル

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