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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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ラストスパート!夜焚きのケンサキイカ

2020年 8月 31日 14時頃

8月31日、中潮。「イカは一潮毎に大きくなる」と言われるように、7月後半からスタートした夜焚きのケンサキイカで釣れるサイズがドンドン大きくなり、胴長30cmも珍しくなくなっている。また、シーズン当初は、「今年はあまり数釣りが望めないのでは?」といった声も聞こえていたが、特にお盆明けからは「3ケタの数釣りとなりました!」といった声も聞くようになり、順調な釣果となっている状況だ。あとはどのくらいまでこの状態で釣れ続くのか?といったところだが、この号が発売される頃には台風9号が通過し、状況がガラリと変わる可能性が高い。そこで、台風一過となった後はどのように変化するのか、これまでの経験上の推測をお伝えしたい。

台風で状況が一変…台風が通過した後の豊後水道は、例外なく海水温が下がってしまう。これは表面は雨水による水温低下と、塩分濃度の低下。またウネリにより上下層の海水が混ぜられ、極端な水温差がなくなるなど、様々な要因で一様に海水温(特に表面水温)は下がってしまう。そのため、一時的にではあるが魚(ひいてはイカ)の活性も低下する傾向が出る。また、台風の進路によっては各地で被害が発生してしまうため、大量のゴミが海に流れ込み、これが出船を妨げることもある。この被害状況によって釣れない状況が長引くか、短期的なものかが変わってくる。

運よく出船できれば、まずは塩分濃度の低下や水温の低下により活性が鈍くなっていることが予測されるので、中層より下を意識した釣りになりそうだ。また大量のクラゲが流れ込むことも予測されるため、替えのスッテや仕掛けは十分準備しておきたい。

気になるフグであるが、現状としてはそれほど気になるほどではない。また台風により水温が低下してしまえば、フグも寄り付かなくなる可能性が高いのだ、こちらはあまり気にしなくても良さそうだ。それよりも気になるのはケンサキイカの南下である。水温が徐々に低下し始めると、それを合図にケンサキイカが徐々に南下し始める。今回の台風がその引き金になると、パラソル級が釣れるが数釣りが楽しめなくなるといった状況に変わり、夜焚きもラストスパートに突入する。

「毎年のことですが、釣り期が遅くなっても終わるのは同じ頃になることが多い。そういった意味では今年も9月の中旬頃まで楽しめれば御の字なのでは?」といったベテラン船長の声もある。

すでに夜焚きイカ釣りを楽しまれた方は、多数のイカやベイト(小魚)が船下を泳ぎ回る姿を目撃しているだろう。それほど今年はベイトも多く、潮次第で大きな群れが湧き上がる日もあった。これが台風一過でも見られるかが、今後の釣果を占う一つの目安と言えそうだ。また、一旦は少なくなっても、低下した水温になれると、徐々に以前の状態に戻るのも早いはず…。

パラソル級に期待!…胴長30cmクラスのケンサキイカも交じっているだけに、大型を狙いたい方にはまたとないシーズンと到来となっている。台風一過となっても、一気に終了を迎えることはまず考えられないので、大型ケンサキ狙いでの釣行なら太鼓判を押したい。本誌の経験、胴長50cmクラスまでは狙える(それこそパラソル)ので、自己記録更新を目指すのも悪くない。台風後の海がどのように変化するか、注目したい。

筆者のタックル

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