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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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豊後水道にベイト接岸上向き調子

2020年 10月 26日 12時頃

10月26日、長潮。「秋の深まりとともにベイトが大量に入るようになった」との情報が、各遊漁船の船長から聞こえ始めた。実はこれには理由がある。前回の台風14号が通過したあと、黒潮の暖水波及が宮崎県沿岸や豊後水道に入り始めたのだ。大分県南の船長からは「今年始めて黒潮っぽい潮が入り始めた」との言葉があったが、その事を裏付けるように、「黒潮ウォッチャー」でも、黒潮の大蛇行が収束し、本来の流れに戻りつつあるような予測が出ていた。

図のように25〜29日にかけてD地点の海水温が上昇傾向にあることが分かる。この潮の影響が豊後水道に好変化をもたらし、ベイトが大量に接岸しつつあるわけだ。16日、タイラバに出港した「海斗」では、予報より天気の回復が遅れ大波でのスタート。開始早々良くアタリがあったが、後半の下げ潮に変わってからは、途端に活性が鈍くなり、アタリが遠のく。そこでポイント移動。大きく南下してみるとこれが大正解となり、再度アタリが出始めた。「この日の竿頭は7枚、青物が沢山釣れましたよ」とコメントしてくれた。

今年の夏から黒潮が大きく離岸していたため、本来の潮が全く流れない状況であった。それがここに来て、ようやく本来の潮に戻りつつあり、状況が好転していることが伺える。特に豊後水道にベイトが大量に接岸したことにより、青物を含むフィッシュイーターの動きも活発化し、タイラバタックルにもアタってくる始末。豊後水道の船釣りに関して言えば、すこぶる状況がよくなっていると言えそうだ。

「これから年末にかけて大型マダイのアタリが頻発するシーズンです。タイラバに関して言えば、今年は比較的ずっと釣れているので、まず間違いなさそうです」とは、「海斗」船長のコメント。ただし、16日の釣行のように、潮の変化や当日の状況によって狙うポイントをこまめに変える可能性が高い。できるだけ120〜180gクラスのオモリ玉は必須と言えそうだ。また、引き潮になると嘘のようにアタリがなくなるケースも多い。そのような状況に備えるべく、スカートはストレートとカーリーの2種類を必ず持参すること。活性が悪い時には即カーリー系のスカートにチェンジすることをオススメしたい。

余談であるが、この黒潮の大蛇行は、「現時点では収束している」と付加価値情報創生部門アプリケーションラボ・美山主任研究員は解説する。いろいろなデータを調べた結果、10月末の時点で2017年より続いた黒潮の大蛇行はほぼ収束している。しかし、今後油断出来ないのが九州南岸に見られる小蛇行である。前頁の図にあるDの南に冷水塊があるのが分かる。この冷水塊が今後大きくなり、大蛇行の要因になる可能性があるからだ。

「小蛇行が再び大蛇行になれば、黒潮大蛇行の終了ではなく、一時的な中断ということになるかもしれません」と、美山さんの解説。大分県の釣果は、黒潮の影響をもろに受けるだけに、今後も黒潮の動きに注目したい。

写真提供=海斗 TEL 090・8712・2544

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