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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部
Residence : 大分市
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Pride :
これからの「寒グロ」の攻め方
2020年 12月 26日 9時頃
次に、その②、マキエに関してです。私はマキエも年間を通してほとんど変えることはありません。具体的には、マルキユーの「グレパワーV9」、「グレジャンボ」、「グレの道」「グレパン」、「遠投フカセTR」等の軽い粒子が多く入った配合を愛用しています。理由は、前述したように少しでもクロを浮かして浅ダナで食わせる事で、効率良く釣るためです。マキエの量は、1日釣りをする場合、高水温時は沖アミ生3〜4角に同量の集魚剤、低水温時は2〜3角に同量の集魚剤を基本に、エサ盗りの多さによってマキエの量も変えるイメージです。そして、混ぜ合わせる場合は極力釣り場で混ぜます。これはマキエが水分を吸い、ダマになるのを防ぐためです。
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最後にその③、釣り方に関してです。まず、高水温時は基本的にエサ盗りが多いため、遠投主体の釣りになります。マキエの打ち方はエサ盗りに多く本命には少なくし、点打ちマキエとなるため、マキエと仕掛けのコントロールが重要となります。浅いタナでコントロール良くマキエ・仕掛けの投入が出来れば、自ずと釣果も付いて来るでしょう。
次に低水温時の場合は、基本的にエサ盗りが少なく、本命の活性も低いことが多いため、近場・瀬周りを狙う釣りとなります。マキエの打ち方は、本命に多くエサ盗りへは少なくし、広く散らしたマキエの打ち方をすると良いでしょう。少しでも長くマキエと同調し、活性のあるクロを釣るためです。また、私は低水温時でも浅いタナを狙い、しばらくツケエが盗られなくても、後打ちマキエと誘いを繰り返します。後打ちを繰り返すことで、活性の低い深ダナのクロを上に向かせ、浅ダナまで浮いて食うことが良くあるためです。 |
しかし、どうしてもツケエが盗られず反応が無い時や、大型を狙いたい時は、ガン玉を打ち沈めて狙います。この時も定期的に仕掛けを張り、誘いとタナの把握はしっかりと行います。そうすることによって、クロがどのタナで食っているかを把握し、次の1尾へ狙いを定めることが出来ます。
また、これは高水温・低水温時共に言える事ですが、同じポイントを狙い続けない事です。定期的に狙うポイントに変えることで、クロを動かして飽きさせないためです。この様な方法で、私はクロ釣りを楽しんでいます。上記以外にも様々な釣り方があると思いますが、自分で考え狙って釣れた時ははとても嬉しく、価値ある1尾となることは間違いありません。これから更に水温が下がり、良型クロの活性も上がって来ると思われますので、皆さんも参考にしてはいかがでしょうか! T・CLUB/藤本祐一郎・記 |