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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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団子ふかせ釣りのススメ

2010年 8月 21日 15時頃

8月21日、中潮。津久見は楠屋の沖に浮かべたカセ(小舟)に身を置き、パラソルの日陰で海面をわたる涼風に吹かれて行う釣りは快適そのもの。ダンゴフカセ釣りなら、大小、多寡の違いはあっても、釣果がゼロということはありません。ダンゴフカセ釣りのタックルは実にシンプルです。加えて、特に習熟しなければならない技術などは皆無です。当然、誰もが容易にビギナーズラックを手にすることができますし、回を重ね経験を積むごとに釣果が安定するのはいうまでもありません。仕掛けは2mに満たないイカダ竿に小型のリール、道糸とハリスはフロロカーボン2号の通し、ハリはチヌバリ3号、ガン玉やサルカンなどは使わない「完全フカセ」が基本です。ダンゴを使いますが、ダゴチン釣りのように、ツケエを雑魚から守るためにではなく、専ら狙いのタナまで運ぶオモリであり、割れた後はマキエとなるものです。ダンゴは、米ヌカと砂、押しムギ、好みの集魚剤を混ぜて作ります。底ではなく、中層で周囲に溶け込むように自然に割れるのがベストです。割れ方を調整するのは、水の量と握り加減です。なにやら難しそうですが、そんなことはありません。要は、割れたところから、ラインが張らないように手でラインを引き出してやればよいのです。

ラインが張るとツケエはマキエと離れてしまいます。それでは、フカセ釣りになりません。守るべきは、ツケエとマキエの同調です。そのためには、ラインが張る前にラインを引き出して竿先にタメをつくります。そうして、沈下していくマキエの中にツケエを漂わせることができれば、釣果はもう約束されたも同然です。

解かした沖アミの中から姿かたちの良いものを選んでツケエにし、残りから数尾をアンコにしてダンゴに包み込みます。投入した後、勢いよく回っていたスプールが止まるのはダンゴが割れたから。この瞬間、アンコにした沖アミや押しムギなどが混然と漂うマキエの中にツケエがあります。この状態をキープしなければなりません。もとより、ハリとラインが付いたツケエとそれらのないマキエを同調させるのは難事ではあります。しかし、マキエは沈下すると同時に拡散します。拡散していくマキエの中にツケエを漂わせることは比較的容易です。ダンゴが割れるや、素早く手でラインを引き出して、張らないように竿先にタメをつくれば良いのです。

アタリは、何の予兆もなく突然に来ます。竿ごと引き込まれることも珍しくはありません。ほとんどの場合、水中に漂うラインがピンッと一直線になるや竿先が弧を描くといった明確なアタリですが、竿先のわずかな変化にアワセることもあります。特にアジなどは、竿先を一寸だけ押さえ込むわずかなアタリでアワセなければなりません。突然のアタリは、ツケエとマキエの同調が奏功した証です。それは、タメをつくるという積極的な働きかけの成果に他なりません。メインターゲットであるマダイは、ダンゴを上層で割れば大型のヒットする確率が高く、中低層では数釣りができます。また、タナを変えればアジやチヌなども狙うことができます。

ダンゴフカセ釣りは攻めの釣りです。ターゲットと狙いのタナを定め、積極的に働きかけて初めて釣果が得られます。また、絶えずツケエとマキエの同調に気を配り、竿先にわずかな変化を見逃さない集中力が必要です。殺気のない細心の注意力と、途切れることのない集中力が釣果につながり、辟易とする一日をあっという間の楽しい時間に変えてくれるのです。タックルがシンプルであるということは、それだけ自分ならではのこだわりを活かす幅広い余地があるとういうことです。竿などの自作等も含め、オンリーワンのいわばオレ流の釣りを創意工夫してはどうでしょうか。

筆者のタックル

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