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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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Pride :

天瀬へ急げ!

2010年 9月 2日 16時頃

9月2日、晴れ。今年のアユ釣りもいよいよ終盤戦に突入! 日一日とアユも体ができあがってきて、産卵準備に入って行くのである。夏休み期間中はずっと子連れ釣行が続いていたので、さすがに一人きりでのロングドライブは寂しく、黄金色に色付き始めた稲穂が風に揺れるたびそんな気持ちに拍車をかける。我がホームグランドの玖珠川天瀬温泉も、さすがに2桁はそうそう望めるものではなくなって来たが、今季は例年になく尺アユに沸いている。今年はさしたる大水も出ず、多くのアユが残っているため非常に期待の持てる年である。

少し遅めの朝8時前に天瀬に着くと、寅屋おとり店の寅さんが首をなが〜くして待ち構えていた。「お前たちゃあ遅いぞ! わしゃ6 時から来てまっとったぞ!」なにせ何時に行くとかいった話はなく、お互い目が覚めたら今日がはじまるみたいな感覚だからいい加減なものである。アユ友の吉良君も一足先に到着したらしく準備が終わっていた。私も慌ただしく準備を済ませ、囮をもらいに川に下りていった。今日は養殖物で勝負である。さすがにこの時季になると、掛けアユは囮としてはちょっと気が引けるサイズが多く、注文が多いとすぐには数が揃わない。そこで寅屋は予め仕入れた養殖物を川に浸けておいてあるので、既に囮が馴染んでいるわけだ。

朝が遅かったので仕方ないのだが、今日は湯山発電所放水口前の深瀬には先客が2人竿を出していた。だからといって竿を出す場所がないわけでは全く無い。私はそのやや下の馬の背が点在するエリアから探ってみることにした。一方、吉良くんは放水口のやや下手対岸から竿を出している。すぐに掛からないのは先刻承知の上であるが、それにしても反応が得られないまま時間だけが過ぎてゆく。ここぞと思われるポイントでしつこく泳がせながら、反応を探す粘りの釣りを余儀なくされる。何箇所目のポイントであろうか、やっと手元に野アユからの反応を得ることが出来、しばらくそこをウロウロさせなんとかハリ掛かりに持ち込むことができた。しかし、ここからさらなる辛抱の時が流れ、対岸のヘチまで探ったあと、新天瀬橋の瀬まで下ってきたがピクリとも反応を得られないでいた。気がつけば正午を過ぎ、やはり橋の下まで釣り下っていた吉良くんは竿を置き昼食をとっていた。私もそれに習い昼食休憩とした。

作戦会議の末、ダメもとで今まで竿を出したことの無い温泉街最下流域まで下った辺りで勝負してみようと話しがまとまった。引船を途中川につけながら歩くこと10分弱、ようやく温泉街最下流の橋をくぐり、最後の瀬に辿り着いた。偏光グラス越しに覗く水中では、ヘチ寄りの浅場でたくさんのアユが苔を食んでいる! 昔から見える魚は釣れないと言うが、やっぱり見えるアユも掛からない。

その一方、流芯の深場を探っていた吉良くんがほどなくして竿を曲げている。吊り込まれたアユはかなりの良型である! 吉良くんのアドバイスで私も立ちこみ対岸寄りの深場に囮を泳がせた。なんと、一発で強烈な久々にアユらしい胸をすくよう
なアタリをとらえることができたのだ。寄せて来たのは27㎝を優に越える堂々としたサイズだ。少し思案した末、水中糸を0・5に張り替えた。おそらく結果としてはこの判断がよかったのではないだろうか。次の一撃はさらに強烈な圧力で愛竿ブラックバージョンにおそいかかってきた! 長い攻防の末、ようやく寄せて来たのは尺に5㎜足りないサイズであった。それにしてもあまりにも太い! ここで七尾追加したとこで日没を迎え竿をおくことにした。奇しくも吉良くんも29・5㎝が最大で、2 人してあと5 ㎜ に泣いたのだ。

今季も残すところあとわずか、みなさんも是非一度アユ釣り道場天瀬にお越しあれ。
小林正直・記

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