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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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18th. O.G.T.M.大浜辰也選手悲願のV

2011年 6月 19日 13時頃

決勝戦、横島3番開戦の口火を切ったのは、先週(6月12日)に開催されたマルキューゴールデンカップを制した、乗りに乗っている木村であった。木村はノーシンカーの全遊動釣りで、表層からゆっくりツケエを落とし、アタリがなくても2ヒロ以上深く仕掛けを入れることはなかった。恐らく、今時期の横島3番のクロは、浅ダナ勝負であると判断したからであろう。テンポよく仕掛けを打ち返す木村の隣りで、首を傾げながら田野がハリを見つめる。田野はハリケースに手を伸ばし、そそくさとハリを交換する。沖にマキエを2ハイ打ち込み、仕掛けを投入。ウキ止めがウキに到達してすぐ、キュンと海中へ吸い込まれる。田野は鋭いアワセを入れて、木村よりも一回り大きい口太を釣り上げたのであった。これに大浜、徳丸も続くが、木村が第2ラウンドで上げ潮を攻略して田野を逆転し、徐々にその差を広げて行った。

これまで75分が通過して、トップの木村の釣果は3枚。横島3番のポテンシャルから考えると、釣果は余りに寂しい。そして最終ラウンドへ突入する。ここから横島3番が、本来の姿を取り戻す。上げ潮が足元を掠めるように力強く横島2番方向へ流れ始めた。ここで最も横島2番寄りに入った大浜が、ウキ寄りに打っていたガン玉を、ハリスの中央よりやや下にずらして仕掛けを投入すると、すぐに中型口太を釣り上げる。

「流れが強くなったことで、引かれ潮と払い出しがぶつかり合って、クロが出そうなちょうどよい潮目ができた。そこに仕掛けを安定させれば、間違いなく釣れると思いました」(大浜)ウキ止めをハリから3ピロの位置にセットしているが、それがウキに接地する前に、ギュンとウキが吸い込まれるアタリが続く。タナ設定ももちろんだが、ツケエがどこまで入っているかを確認するための目印でもあるのだろう。テンポよく釣果を重ねる大浜の右隣では、徳丸がクロを釣り上げているが、大浜のペースには及ばない。その向こうでは木村がエサ盗りに、田野が大型オナガと思われる強烈なアタリに苦しむ。刻々と短くなる残り時間、しかしそれは、大浜にとってはとてつもなく長かったはず。

思い返せばそれは18年前、クロ釣りトーナメント熱が最高潮に達してOGTMが蒲江で初開催された。今よりも倍以上の参加者達がそのクロ釣り技術をぶつけ合い、その繊細さと豪快さとゲーム性の虜になった。その中に、31才の大浜がいた。そして今、諸開催時から皆勤で出場し続けているのは大浜と池永だけになった。磯上で終了の合図が響き渡ると、大浜は膝から崩れる様に座り込んでしまった。トーナメント大会のハードスケジュールは、体の芯まで疲労させてしまうのであろう。しかし今、大浜は夢を叶えた。情熱を継続した男だけが得る事のできる、高見を手に入れたのであった。

この日の米水津は潮通しのよいポイントではオナガが頻発、湾内の一部ではエサ盗りが多く釣りにならなかったが、全体的には釣果に恵まれた大会となった、最後に大会参加選手、関係者のみなさん、お疲れ様でした。

■主催/ T・CLUB
■後援/大分県・大分市・佐伯市米水津・大分合 同新聞社・OAB 大分朝日放送・米水津渡船組合・ 月刊釣りサーチ・週刊つり太郎・県下各釣具店
■使用船:功明丸・千代丸・若戎丸大会参加選手から募った「東日本大震災義援金」は、23,892 円になりました。この義援金は㈶日本釣振興会を通じて、日本赤十字社に寄付されます。ご協力、ありがとうございました。

筆者のタックル

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