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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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高原の春、清流を訪れる

2012年 3月 29日 14時頃

3月29日、晴れ。早朝、中津市の福蔵さんは飯田高原の鳴子川水系でのエノハ(ヤマメ、アマゴ)釣りに入渓した。この日は気温が上昇したので(日田市で23℃)、川べりでは小さな虫が飛び交う姿が頻繁に見られ、その虫が海面に落ちるのを狙っているのか、エノハが海面でライズしていた。福蔵さんは「クロカワ虫」を確保すると、ゆっくりとした動作で、ツケエを瀬の落ち込みを狙って送り込む。目印が流れに沿って下ると、落ち込みの辺りでその速度が一気に落ちる。ジワッと下っていた目印が止まった瞬間、福蔵さんの渓流竿が柔らかくシナる。その引きを味わうかの様に優しく水面まで浮かせ、そっと引き抜いてキャッチ。釣り上げたのは、パーマークの美しいヤマメであった。その模様をひとしきり眺めた後、福蔵さんは再びツケエを流れの中に送り込みながら、上流へ歩みを進める。約3時間の釣行で、10匹を超える釣果に満足した福蔵さんとは、その場で別れた。

かつては河川によってヤマメとアマゴの棲み分けがあったが、現在ではそれが幻かのように、大分県下の各河川で混在している。川は海に比べるとあまりに小さくて脆い。壊れてしまった環境を取り戻すことはできないし、それができるのであれば、ヤマメとアマゴの混在なんて起きるはずがない。ただ今は、放流されたエノハが綺麗な渓流の中で健やかに育つことを願いたい。今年のエノハの状況は、晩冬の降雪のおかげで水量が確保されたためか、降雪の少ない年に比べると状況が良さそうだ。これから気温が上昇して、エサを大量に確保できれば、大型化を期待できそうだ。

後に合流した福蔵さんは、30匹以上のエノハを確保し、満面の笑みで飯田高原を後にした。昔も今も変わらない、魚を釣ることの喜びを改めて噛み締めた一日であった。

筆者のタックル

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