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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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解禁から1週間、今年の大野川は?

2012年 6月 7日 0時頃

6月7日、晴れ。解禁から1 週間が経つ大野川は、不漁に泣いた昨シーズンと打って変わって連日好釣果に沸いている。私もそのおこぼれに預かろうと、今季初めての大野川に車を走らせた。午前8 時、犬飼大橋近くの国道10号線沿い赤峰釣具店(097・578・0338)に到着。しかし、そこで川を覗いて愕然とすることになった。数日前に降雨があったものの、予想もしないほどのまさかの濁りが残っていたのだ。驚くことに、それでも伝わる好釣果のおかげか、犬飼周辺ではその茶色の流れに立ち込む釣り人が幾人も見られた。上流域では多少濁りも薄らいでいるのではないだろうかと考え、年券と赤峰釣具店自慢の囮を購入し、車を走らせた。犬飼付近の濁りの原因は、すぐ上流で合流している野津川とそのまた少し上流から出ている発電所の放水が主たる原因である場合が多いので、それより上流まで上れば大丈夫ではないかと考えたのだが甘かった。旧千歳村の平成大橋を覗くと、ここでも予想以上の濁り水に意気消沈。しかし、それでもここで数人の釣り人が竿を出していた。私はここでの竿出しを断念し、最後の頼みの綱である奥嶽川を目指した。

約20分後、ようやく川沿いの細道にさしかかり、少し白っぽくはあるものの、竿出しには十分な笹濁り程度の流れを目にしてほっとした。大野川本流との出合いとなる鉄橋下の釣り場に着くと、既に2台の車が並んでいた。川を覗くとそこから上流に中州を挟んで左岸側の本流筋となる平瀬に二人が100m程の距離をおいて竿を出していた。そもそも支流であり、決して広くはない釣り場なので、私に残されたスペースは駐車場からすぐ川に下ったところに広がる30m 程の平瀬からJ R 豊肥本線の鉄橋下まで続く段々瀬までで、全体としてはやや渓流相の流れを釣ることになる。見た目は悪くないのだが解禁から1 週間が経ち、たいした出水も無く、さしたる補給源も無さそうなエリアで、しかも駐車スペースから至近のポイントである。今日の状況を考えると、竿を出せるだけでも良しとせねばならないので、あまり贅沢は言っていられないのだが、正直なところ釣果の期待は出来ないかも…。

大分を離れていたこともあり、自身としては5〜6年振りとなる奥嶽川である。ここではその清冽な流れに育まれた美味しいアユが掛かったことを記憶している。午前10時、まぁ家族の塩焼き分だけでも奥嶽アユが掛かってくれれば良しとしようという思いで竿を伸ばす。昨年購入した下野「メジャーブラッドライトバージョン/90RB」は、極めて高い汎用性を誇り、あらゆる場面で抜群の囮の操作性が光る。また、アユが掛かった後は、しっかり曲がって竿全体でパワーを発揮してくれるため、その後の抜き操作も余裕をもって行える。また実際の釣り場では、瀬ありトロ場ありと様々な場面を釣りこなさなければならないので、ある方向に性能を特化したものよりオールラウンド性能に優れた竿が望ましい場合が多く、私がライトバージョンの最も気に入っている点はそこにある。仕掛けは天井糸下野「スイートライン天井糸/0・8号/4・5m」、上つけ糸無しのPE接続、水中糸北越「ランスペシャル/0・05号/4・3m」、下つけ糸「スイートラインつけ糸0・3号/20㎝」、仕掛け糸「スイートライン仕掛け糸0・8号/25㎝」、ハナカンオーナーばり「チタンハナカン/5・5ミリ」、逆バリオーナーばり「忍/1号」、掛けバリオーナーばり「忍/7号/4本錨」、ハリス「スイートライン/1・25号」。ハナカン編みつけ部に小澤式背針を装着。

まずは駐車スペースから最も近い平瀬を少しずつ下りながら反応を探してみるものの、全く反応が得られずいきなり暗雲の広がる展開となってしまった。とは言え、この程度のことは想定のうち。あまり反応の得られない場所では粘らず、次々に流れの筋を潰しながら反応を探っていくと、瀬にさしかかった場所でようやくアユからの気配を得ることが出来た。ここでしばらくピンスポットを狙って、ゼロオバセ前後の張り加減で定位させていると、カカカッと独特の手応えで頭掛かりを知らせる反応が手元に響いて追いの悪さを感じさせてくれる。やや小振りではあるが、20㎝ほどの美しい魚体であった。囮が代わり、スピードアップを期待したのだが、期待空しく相変わらずの乏しい反応が続き、奥の奥、際の際と竿の入って無さそうな場所からのみ反応が返って来る。

ひとしきり段々瀬を釣り下ったところで、昼食休憩とし後半も移動の余地なく午前中のエリアを再度釣り返すこととした。ところが午前中、まったく反応無く沈黙のエリアであった駐車場下の平瀬で、明らかにアユと見受けられる金色に輝く閃光があちらこちらに走っているではないか。しかしこれが曲者で、やはりすれっからしの残りアユばかり。なかなか素直な反応はなく、やはり時間をかけたゼロ付近の止め泳がせが奏功。ここでもライトバージョンの優れたゼロ感度が釣技をサポートしてくれる。この日は最後までペースアップすることはなかったものの、夕刻まででなんとか20尾を越える釣果を得ることができた。大分県も梅雨を迎え、まだまだ予断を許さない河川状況が続くと思われるが、今のところ各河川好釣であり、梅雨明けが楽しみである。

小林正直・記

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