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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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春を告げるマダイ

2013年 2月 23日 15時頃

2月23日、大潮。早朝、由布市の高橋良治さんは「龍栄丸」で、津久見市楠屋沖へ向かった。2月初旬からというもの、楠屋沖では大型マダイのアタリが頻発しており、ここ1週間で70〜80㎝級が3枚も上がっていた。もちろん、高橋さんもそのマダイを狙おうと、船上で武者震いしながら掛かり釣りのポイントへと向かった。養殖筏に舟を掛けると、「龍栄丸」は港へ帰った。その後ろ姿を見ながら、高橋さんはマキエの準備に取り掛かる。仕上がったマキエをダンゴにして船縁から落とすと、煙幕を漂わせながら海中深くに消えて行く。「潮の流れはあまりなさそう」だと思いながら、いよいよ1投目を投入する。ハリに沖アミを掛けてダンゴで包むと、ボチャンと海中へ投入する。逆回転するスプールからラインを送り出し、水深20mに到達した所で糸を送るのを止める。竿を煽ってダンゴを割ると、ツケエの沖アミがそのマキエの帯の中を漂うようにイメージしながら、流れに合わせて糸を送り込む。40m程度流した所で仕掛けを回収すると、遥か沖に流れていたと思っていたツケエが、舟の下付近から上がって来た。

「風と潮が同じ方向に流れていました。風は強風だが、底潮はゆっくりだったので、上層を流れていた道糸だけが流れたのでしょう。これではツケエとマキエの同調が難しいし、アタリを取ることもできないでしょう」(高橋さん。以降「」は高橋さんのコメント)。そこで高橋さんは、次の投入から一工夫を凝らすことにする。水深20mでダンゴを割ってからは、余分な糸フケを出さないことをイメージしながら、糸の出るのをセーブして仕掛けを流す。時々糸を止めて手元に感じる仕掛けの抵抗を頼りに、海の中でどのように流れているのかをイメージし続ける。イメージ通りに仕掛けが流れていれば、マダイのアタリがあるはずだ。

高橋さんが竿を起こして誘いを入れた瞬間、穂先から垂れた道糸にスッと張りができる。魚のアタリだと確信した高橋さんが即座にアワセを入れると、小気味良い手応えが手元に伝わる。元気な引きを楽しみながら釣り上げたのは、30㎝弱のマダイであった。狙いの魚の釣果があったことで、イメージ通りに仕掛けを流せていることを確信し、その後も同型マダイを次々に追加する。そして午前11時、下げ止まり近くで、潮の流れが止まりかける。ツケエが水深30m付近を流れているのをイメージして、軽く誘いを入れると、ゴンッと穂先を引っ手繰るような感触が伝わるがフッキングに至らず。仕掛けを回収して再度流すと、今度は誘いを入れた直後にスッと張りが出てアワセ、ズシンとした重量感が伝わると同時に魚が走り始める。「魚の勢いが止まるまで糸を送ってから、ヤリトリを開始しました。魚はとにかく重たく、意外に走りません。昨年釣ったニベを思い浮かべますが、少しずつ浮きだしてからの抵抗は、やはりマダイそのものでした。私の舟の左下にはロープが入っていましたが、マダイは舟の真下に突っ込むばかりだったので、焦らずに慎重にヤリトリすれば獲れるはずだと思いました。10分程時間を掛けて取り込んだのは、74㎝のマダイでした。

少し早いですが、かわいい孫の御節句用のマダイが獲れて良かったです」。高橋さんは74㎝を頭に、30㎝前後のマダイを10枚、足の裏までのチダイを多数釣り上げて納竿した。最後に、高橋さんの釣り方の秘訣を一つ紹介する。ツケエは拝み合わせツケエは沖アミの生を使用し、ハリには2匹を腹合わせで掛ける。この2匹掛けの長所は、①目立つ②重みで沈みやすい③体積が大きくなるので、底潮を捉えやすくなる。みなさんも、実践されてはいかがですか?

筆者のタックル

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