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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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Pride :

冬の激渋シーバスゲーム

2015年 1月 11日 12時頃

1月11日、中潮。大分県南部を流れる一級河川大野川。ここは大分県でも屈指のシーバスゲームの名所である。今回はここ大野川で冬のシーバスゲームを楽しむ事にした。さて、厳寒期のシーバスといえば一般的に産卵を迎えるため、良型の個体は浅場から沖の深場へと移動してしまう。また水温も低くなるため活性が下がり気味になる。そんな時期にもシーバスフィッシングへと出かけてしまうのは、やはりシーバスをこよなく愛す釣り人の性(さが)ではないだろうか。

早朝7時、日の出と共に釣行。この日は、明るい日差しとは裏腹に、いつもより一段と寒く感じられ、ガイドやラインも凍りつくほどの気温であった。この日、選んだルアーはダイワ「T・D・ソルトバイブSi80S/銀粉キビナゴカラー」に根掛かり回避率を上げるため、がまかつ「ダブル21」をフックチューンした物。このルアーの最大の特徴はシリコンボディーであるということ。テトラ際や橋脚周りをタイトに狙うことの多いシーバスゲームにおいて、ストラクチャーとの衝突はルアー破損へつながるという事もあり、なかなか積極的に狙えない事が多い。そのような状況下の中でも、この「T・D・ソルトバイブSi」はシリコン素材で作られているため、ストラクチャーにぶつかった際にも破損する心配が無く、積極的にストラクチャーの際へとキャストすることができる。

このルアーを使用し、まずは橋脚周りを攻めてみる事にした。橋脚に流れがぶつかり、ヨレになっている部分へキャスト。ボトムを取り、リフト&フォールで流れの中に潜むシーバスを探る。流れの抵抗を感じながらリトリーブしてくると時折、「コツ」っとしたショートバイトはあるものの、流石にこの時期となると食いが渋いためか、なかなかフッキングまでには至らない。そこで、釣り方を変更。橋脚の少し上流側へルアーをキャスト。ラインをフリーにしたまましばらく下流へ流した後、リトリーブを開始。ボトムをドリフト気味に引いてくる。リトリーブを開始して間も無く、「ゴツゴツ」としたついばむようなバイト。一瞬反応が遅れてアワセを入れたためか、掛かりが浅かった。エラ洗い一発でフックアウト。この時期の貴重な1匹を逃してしまった…。

悔しい気持ちを抑えながら気をとりなおし何度もキャストし続けるも、それ以降アタリが遠退いてしまった。ここで大野川の河口へ場所を移すことに。河口へ到着した頃には日も傾き始め、釣果が無いままナイトゲームへ突入。ルアーの変更はせず、沖の駆け上がりをボトム中心に攻めるがアタリは一向にない。その後も黙々とキャストを繰り返す。リトリーブ中に、ふと足元を見ると常夜灯で照らされた海面にわずかに小魚の群れが追われている様子が確認出来た。そこで岸壁に沿ってキャストし表層を追われている小魚をイメージして、ファーストリトリーブ。今度は「ゴッ」とひったくるような明確なアタリ。しっかりとアワセを入れたあと、エラ洗いを回避するため素早く穂先を下げ、魚をいなしながら上げてくる。上がって来たのは、少し小降りな45㎝。フッコサイズではあるが、こうして試行錯誤の末に釣り上げた1 匹は、この渋い状況下の中とても価値のある1尾となった。

その後も粘ってみたが、この日はこの1 匹のみとなった。レンジや潮の流れなどを見極めその日の答えを模索する。そういったルアーフィッシングにおいて、最高のゲームフィッシュであるシーバス。この厳しい寒さの中で根気よく狙って釣れた一尾は、魚の大小に関わらず記憶に残る1尾となる事は間違いないだろう。皆さんもこの冬は、記憶に残る一尾を追い求めてみてはいかがだろうか。

Text & Photo by 伊水衣鳴

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