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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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Pride :

渓流の女王を追う

2015年 4月 15日 11時頃

渓流解禁から約1 ヶ月半が経ち、ヤマメやアマゴの釣果報告が頻繁に聞かれるようになった今日この頃。今年の春はよく雨が降ったせいか、魚のコンディションも良く活性が高い。そこで私は、大分県と宮崎県の県境に位置する藤河内渓谷へ向かった。藤河内渓谷は県境の夏木山に源を発し、観音滝を起点に約8㎞程続く自然豊かな渓谷。今日はここ藤河内渓谷で1日じっくりとトラウトフィッシングを楽しむ事にする。4月15日、午前7時から大分市内を出発。市内から藤河内までは、下道で約2時間30程の道のり。建物の立ち並ぶ街中を過ぎ、次第に周りは樹々に囲まれる。普段の退屈な移動時間とは裏腹に、今日はどんな魚と出会えるのかと心を躍らせる。峠を1つ2つ越え現地に到着すると、平日の早朝だと言うのに、渓流は先行者で賑わいを見せていた。

まずはセオリー通り、下流から様子を見る。アップストリームでキャスト。連続トゥイッチで細かく探る。1 投目から幸先良く、後ろにピッタリ張り付く影が見える。やはりここも他所と同様に活性は良い様だ。手応えを感じつつ2投、3投と繰り返しキャストするが、追っては来るものの寸前で見切られバイトには至らない。やがてスレてきたのかルアーへの反応も薄くなってきた。そこで見切りを付け少し上流へ移動すると、先程よりも水深のある淵を発見。今度はクロスで探る。時折ポーズを入れつつ、ここでも連続トゥイッチをかける。が、ここでもまた追ってくるも鼻先で見切られる。魚の反応を見る限り、ここ周辺のポイントは随分叩かれている様子。そこで、今までよりもスローペースでトゥイッチを入れ、ルアーの後ろについた瞬間に長めのジャークを入れ、イレギュラーな動きで誘いをかけてみた。すると、今まで口を使わなかったのが嘘のように、ルアーをめがけて一気に加速。そのまま「ガツン」とルアーをひったくり反転した。直後にコンディションの良さを思わせる小気味の良い引きが伝わる。大自然の中で聞くドラグの音は一段と心地よい。存分に引きを味わい、水面に姿を現したのは綺麗なパーマークが特徴的な渓流の女王ヤマメ。ヒットルアーはアイマ「i s s e n / メブキカラー」。

この後もしばらくは順調に釣り進め、同行者と合わせて18〜20㎝サイズを4〜5匹追加した所で、再び移動を開始した。最初の移動時に人の入ってなさそうな穴場的ポイントを発見しており、今度はそこへ向かう。ポイントまでは車で約10分。移動中もまだ見ぬ魚との出会いに頭がいっぱいだ。同行者と笑談しているうちに、ポイントへ到着。とりあえず、車を止め今日1番気になっていたポイントの様子を見る。朝まで降り続いた雨も上がり、日が照ってきた事も幸いして地面の石や土も淡々と乾いてきた。コレなら何とか行けそうだ。そう思い険しい崖を十分注意して下る。そして苦労の末、釣り場へ到着した。

最初は、小型軽量のスプーンでボトムを丁寧に探りながら様子を見る。コツコツとしたショートバイトはあるものの、やはり突いてくるのみ。痺れを切らし、ここでもやはりミノーイングで攻める。次に使用したのはスミス「Dコンタクト」。ミノーに替えて1投目、スプーン同様ボトムを這うようにしてリトリーブ。すると、リトリーブ開始直後にドンとティップが絞り込まれる。魚との距離が遠いためバラさない様、慎重に巻いて来るここでも良いコンディションのヤマメをゲット。やはりこのポイントは人が入っておらずスレていないためか、アタリが頻繁に出る。1投1匹ペースで釣り上げてゆく。気がつくと爆釣とはいかないまでも、釣果は上々。記憶に残る釣行となった。ふと時計を見ると、もう日没間近。気がつくと飲まず食わずで8時間程釣りをしていた事になる。体力の消耗も激しく、山は日が落ちると様々な危険が伴うため、ここで後ろ髪を引かれながらも帰路についた。

今回、藤河内渓谷ではルアーへの反応は薄かったものの、上流側の滝壺で尺クラスを多数確認することができた。また雨の影響で行けなかったポイントも数箇所ある。私は次来る機会に思いを馳せ、その場を後にした。

Text & Photo by 伊水 衣鳴

筆者のタックル

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