TOP ≫ 磯TOP ≫ 釣行記事

釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

Club :

Pride :

T・CLUB夏期釣講座

2019年 8月 25日 19時頃

8月25日、大分市の明治明野公民館で、毎年恒例の「T・CLUB夏期釣講座」が開催され、参加者70名以上が集まった。今年も講師は、地元大分県の田中修司さんと木村真也さんが壇上に上がった。田中さんは「どの潮?どのタナ?」、木村さんは「口太とオナガの狙い方」と題した講演を行い、参加者は食い入るように聞いている様子が伺えた。以下は、当日の講演の様子を抜粋したもの…。これから始まる秋磯で皆さんにアドバイスになるようなことがあれば幸いだ。

田中さんの講演・・・私は普段からいろいろな釣りを楽しみます。船釣りやアジング、フカセ釣り、時にはダゴチン釣りなども行います。なぜ、私がいろいろな釣りをするかと言えば、もちろん魚釣りが大好きだということもありますが、いろいろな釣りをすることで、クロ釣りに大いに役立つからです。特に今日お話する「どの潮?どのタナ?」といったクロ釣りの大命題である問いに、フカセ釣りを行っているだけでは分からないような思わぬ答えがパッとひらめくことがあるのです。

船釣りを楽しんでいると、表層、中層、底層の流れの違いに驚くことが多々あります。水深も30m、50m、70mといったフカセでは考えなれない場所で釣りをします。さらに、2枚潮、3枚潮など様々な流れがある中で、特定のタナを狙って釣ります。ひどい時にはタナ5mの幅でしか食わないと言うことが多々ある。そこで、その層に仕掛けを入れ込み、安定させるためにはどのような仕掛け、オモリ、流し方で釣らないといけないかを常に考えるようになりました。複雑の流れの中、いかに狙いのタナにツケエを届けるか…。そんな船釣りを体験していると、躊躇なくガン玉を打ったり仕掛けをチェンジすることができるようになりました。クロが釣れるタナまでツケエを届けることが出来なければ、それは釣れません。仕掛けの軽さよりもクロが釣れるタナを意識した釣りをより考えることができるようになりました。

また、クロのタナを意識することで「スポットの釣り」をより重視することにもなっています。私がいうスポットとは、アバウトですが仕掛けが入りやすい場所、マキエがたまる場所のことです。仕掛けを流していると突然スルスルと仕掛けが入り込む場所があります。そんな場所がスポットと読んでいる場所です。このスポットを見つけたら、ここにツケエを届けるためにはどんな仕掛けで、どこから流すかを考えて仕掛けを流し始めます。当然マキエもこのスポットに吸い込まれるような場所に打ちます。よって、場合によってはツケエとマキエの投入点は同じではない場合もあります。「どの潮?どのタナ?」を考慮した時に最適と思われる場所にツケエとマキエを投入し、流し始めるのです。そして、スポットで同調することを目指すのです。

いろいろな釣りをすることで、このような思考に変わってきます。そしてそれが今まで以上にクロ釣りを面白くするはずです。皆さんもいろいろな釣りを楽しんで、フカセ釣りに応用してください。


木村さんの講演・・・今回は「口太とオナガの狙い方」と題していますが、夏だけにオナガ釣りをメインにお話をさせていただきます。まず、私がオナガを狙う時は、道糸は1・85号クラス、ハリスは1・7〜2号程度。ハリはネムリが強いオナガバリを使用します。また、仕掛けを沈めないことを前提に0〜G7といった浮力があるウキを使います。そして、オナガのタナよりもツケエを深く入れないようにしながら、仕掛けを流すのです。

オナガ狙いのマキエは、沖アミ3角に対して集魚剤1袋と沖アミをメインとしたマキエに仕上げます。また混ぜ込む時も、できるだけ沖アミを潰さないように丁寧に混ぜます。マキエを打った時にパラパラと撒ける状態が理想です。

いよいよオナガの回遊が始まり、もしかするとオナガが食ってくるかもといった状態になったら、できるだけ早アワセするようにしています。これはオナガに仕掛けを飲み込ませないためです。ハリを飲み込まれ、口にハリスがアタってしまうと、ハリスを切られる確率が高くなってしまうからです。また、いざオナガがハリに掛かったら、アワセた瞬間から即座に糸を巻き取りはじめます。口太と違い糸を出すと切られる可能性が大幅に上がるため、出来るだけ糸は出さず、強引なヤリトリをするのです。オナガは遊泳力が強いため、ヤリトリ中の少しの緩みで反転され、突っ込まれてしまいます。そのため、オナガが掛かっていると思われる時はポンピングはせずにヤリトリして浮かせるようにしています。

例えば、米水津の沖黒でオナガを狙っている場合。沖黒のオナガは上下運動が激しいのが特徴です。潮の流れの中でも食ってくる事が多くあるため、浅ダナのまま流れに乗せて30m、50mと流し、アタリが出ることもあります。反対に北浦の「中のハエ」は、オナガの動きも沖黒ほど激しくはないので、見えるオナガを確実にヒットさせるように狙っています。もちろんこちらも仕掛けを深く入れることはありません。また、見えているオナガを狙うため、マキエとツケエの同調、さらにツケエが沈む速度も計算し、より丁寧に釣る必要があります。

問題は、口太を狙っている時に、ちょっとした潮加減でオナガが乱入してきた時です。オナガの魚影が見えたり、オナガらしきアタリがあった時、次にどうやってオナガを釣るかが問題になるかと思います。これが1日を通して釣りを楽しんでいるのであれば、迷わずウキなどの仕掛けをオナガ用にチェンジします。その方が釣れる確率がアップするからです。反対に時間が限られるトーナメントの場合では、仕掛けを変えることで時間のロスや逆に口太が狙い難くなるリスクなども考慮し、アワセのタイミングを変えることで対応するようにしています。

オナガが回遊している時はウキに集中して早アワセ、逆に口太ばかりが釣れる時は道糸までアタリが伝わってからアワセるのが私の狙い方です。

(講座より抜粋)

筆者のタックル

つり太郎WEB内を検索

バーコード