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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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シーカヤックで、僕らは自由を得た

2010年 7月 1日 9時頃

パドルを漕ぎ出すと、シーカヤックは岸から沖へぐんぐんと突き進む。その瞬間の高揚感って、いったい何なのだろうか? それは、子供の頃に夢見た探検の序章であり、魚を釣る喜びの前触れであり、五感に染み渡る海の感触であり。漕ぐ手を休めず、私達は過去や未来を縦横無尽に、自由に夢想をする。シーカヤックで、僕らは自由を得た。


7月25日、大潮。午前5時、大浜海岸からシーカヤックで沖へ向かった。シーカヤックでの釣りも乗るのも初めてなので、パドリングが覚束ない。漕げば漕ぐほど思いとは別に左へ進むし、僚船からはどんどん離れるし…。なんとか水深30mのポイントに到着し、仕掛けを投入。

今回は、全国的に大ブームの「ひとつテンヤ」に挑戦。大分でもボート釣り愛好家の間で急速に広まりつつあり、エサのエビの入手が難しい状況が続いている。前夜にスーパーで、ちょうどよいサイズの芝エビがあったのでそれを使うことにしてみた。エサ付けした4号テンヤを投入し、底取りする。竿を上下に優しく大きく振ると、コツコツとしたアタリが伝わる。ハリ掛かりしたのは、大きなベラであった。ベラのアタリが連発したので、水深40mラインへ移動。今度は、底付近から上下に大きく誘いを入れながら引き上げると、フォール中にラインが斜めに走る。即座にアワセを入れると、これまでにない、魚が首を振りながらぐんぐん走る感触が伝わった。ヤリトリを存分に楽しんで上がったのは、35㎝級マダイであった。中層で同型と足の裏大を追加した頃にはパドリングに慣れて、潮の動きを見ながら思いのままにシーカヤックを操作してポイントを探れる様になった。

一漕ぎ一漕ぎでシーカヤックがどんどん加速されて、パドリングの冷で生み出された海風が心地よく肌を通り過ぎる。釣り以外にも自分の体を動かすことで、ダイレクトに自然を感じることが出来るのがうれしい。この日は結局午前5時からの5時間の釣りで、マダイを4枚、ホゴを1匹、エソを3匹であった。この日はジグでの反応が鈍く、エサを使用したテンヤが効果的であった。最後に、シーカヤックでの釣りを案内してくれた浦末さんに、この釣りの魅力を伺った。

「海面から視線が近いので海が広く見えて、それが気持ちいいです。シーカヤックは一人でどこからでも船を出せるし、近海であれば釣りたいと思った場所へ行くことが可能で、なおかつ自分で魚を探しに動けることが大きな魅力です。船を動かすのに、体を使うのもなおいいですね。ボートは非常に魅力的ですが、維持が大変ですし、ガソリンの心配がある。近場に限れば、こんなに魅力的な船はないと思います。シーカヤックは、細い仕掛けを使ってもラインが切れ難い。その理由は、船が軽いので魚の動きで左右に振られてドラグの役目をするから。それと安全面ですが通常の釣りと同じで、悪天候時は決して船を出さないこと。それと、流れの強い場所と漁船の集まっている場所へ行かないことです。通常の海の状態であれば、横転することはまずありません。もちろん防水使用の携帯電話と救命具は必須ですよ。」(浦末さん)。

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